沢登り@奥美濃 長シン谷(焼小屋谷)~笹ヶ峰
山行名:沢登り@奥美濃 長シン谷(焼小屋谷)~笹ヶ峰
日程:2023年10月7日(土)夜発~8日(日)
メンバー:H井、Sモア
ルート:06:22スタート地点‐07:00長トコ谷出合‐08:30焼小屋谷出合‐10:08笹ヶ峰10:30‐11:32ロボットピーク11:43‐14:01ゴール地点
10月の三連休は直前の仕事に忙殺され、その上天気も微妙・・・
たまたま会の人のどこかの沢へというお誘いに乗って、マイナー沢を行先に提案。
記録が少ない沢だがどうなることやら。
21時に京都駅集合で福井を目指す。
道の駅河野に日付が変わる前位に到着して5時間くらい仮眠。
4時半起床で今庄のファミマによりながら、広野ダムを目指す。
広野ダムからさらに林道を進むのだが、入って間もなくダートとなり慎重に進む感じ。
大河内村跡を通り過ぎて、あと少しで堰堤というところで駐車スペースが出てくるのでおとなしくここからスタート。
林道終点は支沢とぶつかっていて沢に入りにくいので、少し戻ったあたりから入渓。
広葉樹の中を進む渓、奥美濃らしい感じだ。
小滝を2つくらいこなし、1時間くらい進むと滝ヶ谷と長トコ谷と別れる二股へ。
右股の長トコ谷へ進むと早速、3段30mの滝が現れる。
下2段は右岸から直登できるが、3段目は1番大きい直瀑
つるんとしていて登れる感じではない。洗濯機みたいな釜の上を左岸の急斜面を登って巻く。
その上にも形のいい滝があるが、これは簡単に直登できる。
そこからしばらくは平凡だが、サワグルミや大きなカツラの木もあり癒しの森を進む。
600m付近に5mの直瀑。これも美しいが直登はできないので左岸巻き。
少し手前から5mくらい直上し、岩場のバンド状を進むのだが、直上部分が急な上に、バンドに上がるところがちょっと微妙。
シュリンゲを灌木に投げかけてホールドの足しにしてよいしょと上がる。
初級者がいるならザイルを出しても良い。
掴むものはそこそこあるが、微妙な足元のバンドをトラバースして滝上に出る。
少し一息入れて進むと屈曲に再び滝が懸かる。3段25mの滝だ。
これも下2段を右から直登して最後の一つを左岸巻き。
ガレガレの斜面を登っていきぶちあった岩棚の基部をトラバースして灌木を頼りに沢身に下りる。ぴったり落ち口にでるので要注意。
幅広のナメ滝に癒されながら進むと焼小屋谷出合へ。
思ったよりも沢の規模が小さいが進むとすぐに2段10mくらいの滝が現れる。
若干水を浴びながらステミングっぽく突破。
その後もちょこちょこ小滝を登る。
800m付近にも2段の滝がある。1段目はスタンスがちょっと微妙な感じ。
2段目は右岸から直登できるが、存外濡れた。
900m過ぎたくらいで水流が怪しくなってきたので汲む。結局960mくらいで枯れてしまう。
枯滝をいくつか越えて、1000mの二股。
ここをすぐに左に取って登るとガレガレの微妙な沢を登る羽目に。ちょっと大きな岩を落としかけてヒヤッとしたりしながら詰めていくと、沢型がなくなってしまう。
仕方がないので左にトラバースすると沢型が。
どうやらもう一本奥の沢型詰めるのが正解だったようだ。
ガレガレの沢型を落石に注意しながら詰めていく。
1100mくらいにつるんとした滝が現れて直登できなさそうなので、右岸のリッジを登って巻く。
その先も屈曲しながら枯滝が懸かっていたので、結構リッジを登ってから沢身に復帰する羽目となる。
あとは、平凡なガレ滝を詰めていくだけだが稜線まで藪漕ぎなしで飛び出せるのはなかなか気持ちがいい。
ブッシュを一漕ぎして笹ヶ峰へ。三角点は藪の中だが、東側に出ると展望が良く、山深い奥美濃を一望することができる。
進むロボットピーク方面も気持ちが良さそうだ。
そんなこんなで下山開始。尾根の東側をだいたい腰丈くらいのササの中の踏み跡を辿りながら歩いていく。
灌木が生えている箇所は、踏み跡が分かりにくくなり多少藪漕ぎを強いられるが、普段の奥美濃の藪漕ぎからすると、苦にもならない程度。
逆に笹原が優占する稜線上は、なかなかに気持ちがいい感じだ。積雪期にも来てみたい。
そんなこんなでロボットピーク。
ロボット尾根は真尾根から離れないように踏み跡を辿る感じ。思い出したかのようにテープがついていたりもするが、歩きやすいと思って適当に踏み跡らしきものを追うと尾根を外れてしまうことがあるので要注意。
1050mの少し手前でササが高さ密度ともにピークを迎えるが、踏み跡をしっかりと辿れば藪漕ぎにはならない。
別の記録にもあるが1050mから下はササ藪は消え、踏み跡も分かりやすくピンクテープも多くなる。
多少急だがだーっと下ろしていき、最後の最後の素敵なお土産を確保しながら、丸木橋なんかを渡って林道に上がると、ほぼほぼ駐車地点だった。
そんなこんなでマイナー沢らしいマイナー沢だったがちょうどいい感じだ。
今庄の温泉が臨時休業中なので、初めて敦賀IC近くの温泉に入り京都への帰路についた。