アイスクライミング合宿@戸台川 上ニゴリ沢
山行名 アイスクライミング合宿@戸台川、上ニゴリ沢
日時:2023年1月6日(金)夜発~9日(月)
メンバー:H岡、I村、宝G、D桐
ルート:【1日目】8:30仙流荘発-9:50戸台河原駐車場-11:00白岩の堰堤–宿泊地着
【2日目】6:00テント発–上ニゴリ沢出合-8:00上ニゴリ沢F1-10:30 F2-
12:30 F3-13:30 F4-14:40下降開始-19:00テント着
【3日目】7:30テント発-10:30仙流荘着
昨年に引き続き、合宿は戸台川へ。当初の予定は黄蓮谷右俣であったが、積雪の話を聞いて転進した。
個人的には戸台川の、人の気配の少なさや、
空が開けて、甲斐駒ヶ岳へ向かっている気分になるアプローチが好きだ。しかも好天が多い
ただし今シーズンは通行止めがあって、黒川口から戸台大橋までの林道歩きが1時間加わる。
アイス装備を入れたザックの重量に、メンタルを鍛えられる。
下ニゴリ沢までの、日当たりが良い場所にテントを張る。
初日は上ニゴリ沢F1への偵察を済ませて、夜はテントで鶏鍋を堪能する。
2日目に、アイス装備を持って上ニゴリ沢へ向かった。
ルート集には「出合から45分」とあるが、なかなか遠い。目の前に、白い縦のラインが現れる
F1は30から50メートルと書かれており、
50メートルのダブルロープで2ピッチとした。
2ピッチ目は上部が見えなくて、細い氷柱に辟易した。しかもややバーチカル
油断してフォローで登っていると、足が外れて宙ぶらりんになった
林道が終点で、人工物が見えるとホッとした。F1で既にフラフラになる
F2は林道からスタート。おそらく支点の木まで20メートル
登りの際にF2の高さが頭に入ってなくて、下りの懸垂の時に苦労をした。
倒木を避けながら沢伝いに上がって、軽くF3を通り越してF4に至る。
F4がナメ状と思って油断すると、途中は氷が薄くて腕力に頼った。
そこからどんどん登り、氷が途切れたため下降を開始した。
日が暮れるのは早く、F2を下る頃には奈落へと懸垂する。真っ暗だった
途中の沢で水を汲んで、テントに戻った。テントに置いていた大根が氷柱化していた。
「おでん」が「関東炊き」であった頃の話をしながら、凍った大根を切った。
3日目は、前日にクライミングを堪能したということで、歌宿沢へ行かずとっとと下山した。
そういえば「ついでに小百合沢も登る」との目標も、誰も口にしなくなっていた。
終始天候に恵まれた、心に残る合宿であった。