冬合宿初級班準備山行@大峰 大普賢岳改め日本岳

山行名:冬合宿初級班準備山行@大峰 大普賢岳改め日本岳
日程:2025年2月9日(日)
メンバー: S山、M川、K増、S尾、K島、Sモア
ルート
7:42スタート地点-8:57和佐又ヒュッテ9:00-9:36和佐又のコル9:42-10:51シタンの窟10:56-11:27笙の窟11:27
-12:00日本岳12:30-12:56笙の窟13:00-13:59和佐又のコル-14:40ゴール地点

感想&記録 Sモア

3月の会の冬合宿の本番に向けて準備山行。
本来は八ヶ岳赤岳杣添尾根の予定だったが、大雪による高速道路の通行止めの影響でアプローチに難ありとなってしまい、影響の少ない奈良方面で転戦先を探し、大普賢岳を目指すことに。

川上村の白屋展望台でC0して、それなりに早起きして和佐山キャンプ場を目指すが、ここも大雪で4WDチェーンを着けても苦労する。
なんかみんなで除雪しながら進んで、キャンプ場1㎞くらいのスペースに駐車して出発。結構時間がかかってしまった。

ショートカットしながら車道を上がっていき1時間ちょいで和佐山キャンプ場へ。
ワカン・スノーシューでも結構埋まるが、ツボ足で単独先行している人がいてすごい。

和佐山のコルからなだらかな尾根に乗って標高を上げていき、尾根上の岩に当たったところからトラバース。雪が多いのでスノーシューのままいったが、微妙なときはちゃんとアイゼンを履いたりした方が良いかも。
シタンの窟を始め笙の窟、鷲の窟と行場が続く。どれも見上げるくらいの岩壁が続く。

   

日本岳に上がるところが急登なのだが、雪が多いので胸付きの大ラッセル、ストックで除雪し、膝を蹴り込んでステップを作って登っていく。
総力戦感もありながらなんとか日本岳に到達するも時間切れ。出発の遅れが響いたが、人数が多いと何かと時間もかかることを再確認。

ゆっくり休憩してアイゼンを着けて下ろす。
急いでいたので行きはさっと進んだ笙の窟なんかを改めて堪能しながら降りていく。
トラバースが終わり和佐山のコルでアイゼンを外したが、もっと早く外してもよかったかもしれない。

キャンプ場まで降りるとクロカンスキーで遊んでいる人なんかもいた。
数台、車が上がってきていたようだ。林道の途中まで車で上がって子どもと雪遊びをしている人たちなんかもいた。

下山後は杉の湯で汗を流す。小豆島から来てくれたS尾さんのチョコレートシフォンに舌鼓を打ち、24号線沿いの長秀屋で焼肉を味わって〆。
本山行は晴れますように。お疲れ様でした。

M川

八ヶ岳は大雪と通行止めの為、転身先の練習山行に大普賢岳へ。和佐又ヒュッテまでが遠い。5:00に川上村白屋を出発し、車で3時間(積雪が車高よりかなり高く、四駆でも何度かスタック、和佐又口ら辺でFFは断念)と、歩き1時間で、4時間かかる。一仕事してから、大普賢岳のどこまで行けるのか?スノーシューを履き、6人でラッセルしながら進む。雪で埋まった階段や鎖場よりも、日本岳直前の急登は、何も掴める物がないこともあり、大変だった。主力の男性陣はアドレナリン全開でラッセルし、チームとしては反省の言葉はあったが、女性陣は苦戦。プレ冬で学んだラッセルを活かし、何度も蹴り込んで足場を作ろうとする。しかし、大きなスノーシューでは決まらず、ズルズルと滑って上がれない。進めずにもがく…。たまりかねてか、奇特な男性がストックを横にして四つ這いで、スノーシュー外せば?とアドバイスしてくださり、私のスノーシューまで抱えてもらうなど手助けしてくださりして、這い上がれた。チームの女性がお先ににどうぞと促しても『置いてけません』とおっしゃったそうだ。後から、ヒールロックを使えば踏み込みやすいと教わる。自主的な歩荷やロングハイクでは得られない雪山の実践的な経験が出来て、有意義だった!取り付きまでの大変さ、チェーンを使うタイミング、みんなでの通行のための雪掻き、急登のラッセル…と、初めての経験ばかりの学び多かった。雪深き大普賢岳の洗礼を受けた練習山行となった。

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