山行名 沢登り@奥美濃 石むし谷
山行名 沢登り@奥美濃 石むし谷
日時:2021年4月24日(土)
メンバー:I村 K川 A川 O崎 U田 Sモア I井(見)
ルート:殿又沢沿いの林道車止め09:22-11:302段15mの滝11:50-13:12林道13:30-15:29車止め
今年は奥美濃・北陸の沢の開拓を頑張ろうということで、4月から早速第1弾。
濡れなさそう、足慣らしくらいの沢を探して坂内川の支流の白川のそのまた支流の殿又沢の一部である石むし谷に狙いを定める。
米原インターで北陸道に入り損ねるミスもあったものの、八草トンネルを越えて坂本の集落から白川沿いを進み、重機やトラックとすれ違いながら殿又谷の林道を進めるところまで進む。
すでにI村号は到着済み。お待たせしました。
さくっと準備して、バードウォッチングをしている方と少し話したりして入渓点へ。
なにやら先週は土砂崩れ・先々週は雪でここまで車で入れるようになったのは今週が初めてとか。
堰堤を越えた先がさっそく殿又沢の入渓点。
なんてことのない感じ。確かにちょっと前まで雪があったような雰囲気をペタッとした枯草から感じる。
ほど明るい広葉樹の中に、花崗岩が生える感じでちょいちょい奇麗なところが出てくる渓相。
巨岩を携えた小滝で水浴びをして沢シーズンの始まりを祝いながら進んで行く。
すると雪解けほどないと思われる地面から、鮮やかな緑がニョキニョキ。
コゴミさんこんにちは、といった感じでテンションが上がる。
ニシキゴロモやコチャルメルソウ、桃色のミヤマカタバミ、それにオオバキスミレを見ることができた。
こんなところでオオバキスミレが見れると思っていなかったのでうれしい。さすが奥美濃。
ちょいちょい出てくる小滝も簡単にこなし、新緑を楽しみながらのんびり歩く。
時折ひんやりすると思うと雪のかけらが残っていることもあった。
700m付近に突如、2段15mほどの滝が現れる。
直登もできそうだが、ザイルを出すことになりそう。
シーズン始めということもあって無理せず巻くことにする。
なんとなしに左岸まきをチョイスしたが、足元が脆いのと掴むものが少ないのとであれよあれよと高い方高い方へと追いやられる。
懸垂じゃないと降りられないかなと思っていたが、灌木をつないで降りれるルートを見つけて沢身に降り立つ。ほぼ落ち口。
あとで数少ない記録を見たら右岸をザイル出して巻いたりしている。
まぁ、ザイルも出さなかったのでこっちが正解か。もう少し小巻きもできたかもしれない。
その後も難しい箇所はないものの、花崗岩の深いV字谷の中を、小滝をこなしながらくねくね歩いていく。
そういえば、やたらシカの死体を見かけた。滝洞谷を思い出す。早春のせいか、両岸が脆く切り立っているからか・・・
最後の方は傾斜も緩み穏やかな感じとなってくる。
魚影も濃くなってきて、先頭を歩いているとぴゅっぴゅっと泳ぐイワナが見える。
なんとなしに魚影が消えたところまさぐってみるとなんと手づかみできてしまった。
まだまだ小さいの写真だけ取ってリリース。
岩間をくぐったり細身?でないと抜けられない隙間なんかのアトラクションをこなす。ふと休憩中斜面に目をやると今度はコシアブラ。最高である。
ほどなく林道に出ると心配していた天気はすっかり青空。
遠くには名のある主っぽい立派なピークも見える。
いろんな種類のサクラが咲き、新緑が萌える林道をわいわいのんびり歩いて下山。
さすが奥美濃といった、緑と恵みにあふれる沢登りとなった。