無雪期ハイキング@笠置山

山行名:無雪期ハイキング@笠置山
日程:2025年1月26日(日)
メンバー: M田、S林、N部、O崎、I村、K、Sモア
ルート:11:03笠置駅-11:39笠置寺11:53-11:58笠置山-12:49笠置寺-13:16大手橋-笠置ボルダーエリア-14:44笠置駅

土曜日は新年会。昨年に引き続き、会場の近くでハイキングということで笠置山にハイキングしにいって、別に笠置ボルダーでクライミングをする人たちを冷やかすことに。

前日は大いに盛り上がったため二日酔いだったり寝不足だったりしたため、スタート前に笠置のオシャレなDoorsさんよって美味しいコーヒーをいただいてからスタート。

大きなゲートをくぐって車道ではなく登山道に入って標高を上げていく。
なんてことのない道だが、少し上がっただけで街が少し見渡せたり、お参りの安全を祈願する庚申堂や南朝時代の忠臣に関する石塔があったり、美味しそうな料亭があったりと見どころがある。

東海自然歩道の一部のようで、笠置寺の少し手前から柳生のほうに抜けられるほか、笠置のもう少し北の沢沿いの道とも繋がっていて、そちらでが甌穴なんかみられるようだ。柳生までも含めて1日ゆっくり歩くのも楽しいかもしれない。

そんなこんなで山門に辿り着く。以前来た時は車だったのでこちらからは初めて。
入って左手に解脱鐘なる半鐘が出てくる。鐘の基底部が6つに分かれている意匠は日本でも1つとのこと。梵鐘に施された文字の由来などもしっかり解説されている。

拝観料も払って収蔵庫を見学。薬師如来像や解脱上人画、虚空蔵磨崖仏の拓本の他、笠置の地名の謂れから南北朝時代の消失などの解説などもあり、見ごたえがある。

いよいよ笠置山巡りへ。
歩き始めてすぐに、かつてここで愛された猫、笠やんの像が迎えてくれる。まん丸過ぎない?とも思ったが、正月堂の写真を見るに愛されていただけあってふくよかだったようだ。

早速、見上げるような巨岩が出て迫力あるな~と思っていると、笠置岩と弥勒菩薩磨崖仏が迎えてくれる。笠置寺焼失のあとに削られて今は姿は見えないが、御本尊の姿そのものがかつてあったものを想像するというのは、笠置岩と合わせたこの巨岩の空間というのも含めてなかなか感慨深い。

その横にある正月堂。東大寺の二月堂で行われる「お水取り」は、東大寺建造の携わった僧、実忠がこの笠置寺で行った行法が原典であるとのこと。笠置寺の歴史の深さが窺える。

実は土台は半分組木で支えられている正月堂の横を抜けて千手窟に向かう途中に笠置ボルダー山エリアの入口がある。
入口の表示含めてしっかり整備されていて、案内板や岩ごとのルートトポなどもしっかりある。8級の岩を試しに登ってみるとやっぱり8級スニーカーでも登れた。

気を取りなおして山道に戻り千手窟と虚空蔵磨崖仏。こちらも笠置岩と弥勒菩薩に引けをとらない迫力がある。
その先は胎内巡り。岩が重なってできたトンネルを抜けていく。

太鼓岩やもう一つ岩のトンネルを抜けて尾根を回り込むと視界が開けてくる。
一段あがったところにはゆるぎ石があり。名前のとり大きいけどグラグラする。敵に攻め込まれたときに落とすようだったとのこと。

さらに登るとアリの門渡り?平等岩?が出てくる。気持ちのいいスラブで思わず駆け上がると、木津川や笠置を見下ろすことができる。ちょうど関西本線も走ってきていい感じだ。雲海が奇麗なのもここなのだろう。みんなで集合写真を撮る。

少しだけ岩の回廊を抜けていくと東屋があり、さらに進んで行くともみじ公園。
開けていて気持ちの良いところだ。水道あるから幕営できるわ、みたいな話になるのはやっぱり山岳会だ。
クリオネみたいな仏様を横目に、急な階段を登って後醍醐天皇在所跡へ。
笠置山の標識もあり、ここでピーク写真。

階段を下りて進んで行くと大師堂が出てきて風車のところに戻ってきて周回終了。
あとは来た道をばーっと戻って笠置の町に戻る。

山岳会の別のメンバーが、笠置ボルダーで遊んでいるというので冷やかしにいっていみる。
ちょうど5級の課題にトライしていたので、ちょっと登ってみる。
前半はバランス、後半はボルダームーブでなかなか面白い。あとちょっとというところまでいったがクリアできず、悔しいが宿題になったことでまた来る理由ができた。
まずは体重から・・・。

締めくくりは木津のクローバー牧場で牛乳。おなかがすいていたメンバーは大扇で親子丼。そんなこんなで笠置を堪能する1日となった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です