沢登り?冬山?@弥山川~八経ヶ岳

山行名:沢登り?冬山?@弥山川~八経ヶ岳
日程:2024年11月30日(土)~12月01日(日)
メンバー: K川、Sモア
ルート:
30日 7:29熊渡-7:58金引尾根・弥山川分岐-8:24釜滝8:34-9:47吊橋9:54-10:54仙人嵓のテラス11:24-13:21河原小屋13:28-15:17狼平避難小屋C1
1日 7:05狼平避難小屋-8:00弥山8:19-9:20大峰山9:29-10:07明星ヶ岳-10:59高崎横手-12:47カナビキ尾根分岐-13:17熊渡

<iframe src=”https://www.yamareco.com/modules/yamareco/include/ymap_iframe.php?did=7549204&graph=1&w=480&h=320&lat=34.1974845&lon=135.8957375&minlat=34.1700557&minlon=135.8800734&maxlat=34.2249133&maxlon=135.9114016″ width=”482″ height=”502″ scrolling=”no” frameborder=”0″></iframe>

さすがに一週前の洞谷川が沢納目というのも少ししょっぱすぎるということで、関西最難ともいわれる弥山川沿いを歩いて、会内でもいいところと噂の狼平を経由して八経ヶ岳を目指してみることに。

11/30 冬の沢登り?
11月とはうってかわって冷え込みが強い中、熊渡の駐車場から上の方を見上げると白いものが見える。霧氷?そういえば去年の初雪も11月の奈良の山中だった気がする。

気を取り直して少し林道をあるいて弥山川沿いに入っていく。
河原だったり、少し朽ちた木道だったり、飛び石ちっくだったりで進んで行く。
微妙に道が分かりにくいところもあるが、そこは長年の沢登りの勘を利かしながら巨岩を縫ってルートを見つけていく。

2段の滝を巻くように登っていくが、沢登りのような急な巻きに無理矢理道をつけたような感じでなかなかアドベンチャラスな道が続く。
巻き上がると双門の滝を見下ろすテラスに。これもなかなかの迫力だ。

吊橋なんかを渡って沢から離れて大きく巻くといよいよ白い物、もとい雪ががっつりでてくる。どうやら寒波は中々のものだったようだ。

沢沿いに戻っても雪はしっかりと残っていて冬の沢だ。沢足袋に冷たさが染み入ってきた。
そんなこんなで進んで行くと岩壁に鎖梯子がかかっている。なかなかの難所だ。
初心者がいたら空身とかにしてもいいかもしれない。そのさきには岩に刺さった鉄杭でのトラバースがあったりと緊張する場面が続いた。

そんなこんなで沢の規模も小さくなるがちょいちょい滑ったりしながら濡れをなんとか膝下くらいに収めながら進んで行き、橋にぶち当たって狼平へ。
立派な小屋が迎えてくれる。1階は先客があったため、2階に陣を構える。
ようやく冷たい沢足袋から足を抜くことができてほっと一息。
晩御飯にナベなんかをいただく。明日は晴れるかな。

12/1 すっかり冬山
いつもの棒ラーメンを啜って準備して出る。
樹林内の階段を登っていくがすっかり周りは雪景色。
昨日は沢で今日は雪山、こんにちはとさようならを同時にやってのけましたという有馬記念のジェンティルドンナの実況が頭をよぎる。

樹林内を上がるうちにやうやう明るくなり、視界が効くころには抜けるような青空と白い山を望むことができるようになった。
霧氷というよりも樹氷みたいに凍てつく木々を楽しみながら歩いていくと鳥居が見えてくる。
それをくぐって進んで行くと弥山山頂。関西に来て11年目だが始めて来た。丁寧にお参りして弥山小屋へ戻る。営業は終了しているがめっちゃ立派な小屋だ。

展望台に寄り道たり防鹿柵をこなしたりしながら八経ヶ岳へ。
大台ケ原や大峰山脈の全容を見ることができ、大台ケ原の向こうには輝く太平洋まで。
奈良から海は見えるかどうかというのをクイズにしたら良問になりそうだ。

まぁまぁ寒いので歩を進め、ちょっと先の明神ヶ岳も踏んでから下降開始。
標高を下ろすとともに気温も上がっていき、樹氷っぽい感じも落ち着いた霧氷に変わり、ところにより溶けて落ちてくる。

概ねなだらかな尾根を下ろしていき、下部の急斜面もジグを切って下ろすので快適な下降で行きに歩いた林道に行きつき惰性で駐車場まで。

帰りは桜井のタイ料理の御飯で体を温め帰京。なかなか充実の山行となった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です