無雪期ハイキング@下の廊下
山行名:無雪期ハイキング@下の廊下
日程:2024年10月14日(月)〜15日(火)
メンバー: H原、T町、H野
ルート:
1日目 7:30扇沢駅→黒部ダム~12:04白竜峡~13:14十字峡〜15:20仙人谷ダム~16:17阿曽原温泉小屋(泊)
2日目 5:36泊地~8:38十字峡8:53~10:01白竜峡~14:45黒部ダム→扇沢駅
今シーズンの黒部峡谷鉄道は欅平駅が未開通、雲切新道も整備されていない中、黒部ダムからの往復登山者のために阿曽原温泉小屋が営業されると聞き、思い立って行ってきました。三連休の最終日、扇沢駅から黒部ダムまでのトロリーバスの予約が取れなかったため、当日券を求めて夜明け前から並び、なんとか始発に乗れました。日電歩道に向かったのは、沢登りの1パーティーのみで、準備しながら気になって、お声を掛けさせてもらいました。剱沢大滝にチャレンジするというなんとも逞しい三人でした。健闘を祈ります!!(写真掲載の許可もらってます)
連休最終日とあって他の登山者に会うこともなく、途中阿曽原方面から戻って来られる方々とすれ違う程度でした。噂通り断崖絶壁の中、恐る恐る前に進むのですが、不思議なもので段々と慣れてくるものです。未整備の箇所もあり、やや緊張する場面もありましたが、慎重に行けば大丈夫でした。
小説「高熱隧道」、映画「黒部の太陽」を見て、いつか歩きたいとの願いが叶い、よくこんなところに道を作ったもんだ、と当時のことを思いながら、また現在も継続して維持・補修されていることに感謝しながら、ここにいる感動に浸っていました。
山の中に現れた黒四ダム、建物の中を通過する仙人谷ダム(職員さんと手を振り合う)を越えて、阿曽原温泉に到着。息つく暇もなく、小屋番さんに「すぐに温泉に入ってこい」と言われ、慌てて行ってみると、偶然にも京都から来たという大学生が一人、広くて開放的な露天風呂に入り、のんびり疲れを癒せました。いいお湯でした。小屋泊は他に二人だけで広々しており、豪勢にステーキを焼いて、お裾分けをしながら一緒に夕食を楽しみました。
翌日は来た道を戻るだけなので足取りも早く、途中小屋泊で一緒だった若者と共に黒部ダムに帰ってきました。小屋番さんが教えてくれた十字峡の展望台は素晴らしかった。ダムの放水前だったので、透明度が高く青く澄み切った清流でした。