沢登り@奥伊吹 粕川支流竹屋谷遡行-北谷下降

山行名:沢登り@奥伊吹 粕川支流竹屋谷遡行-北谷下降
日程:2024年9月23日(月)
メンバー:M井、S尾、H井、K川、Sモア
ルート:9:04スタート地点-10:00 860m二股-11:00多段トイ状の滝-12:30ブンゲンの頭13:00-13:05ブンゲン
-14:00トンネル滝-14:50 860m二股(両門の滝)-15:44ゴール地点

先週まで滝谷に注力していたので、この三連休は泊まり沢と思ったいたが、秋雨前線の影響であえなく中止。
月曜日は天気が良さそうなので、急遽メンバーを募って日帰り沢へ。
近場といっていたが、個人的な好みから奥伊吹の竹屋谷をチョイスしてしまう。

京都駅でメンバーをピックアップして5人キュウキュウで名神を関ヶ原まで走り竹屋谷渓谷を目指す。
概ね2時間強くらい。入渓地点のすぐ近くに駐車して準備して出発。サクッと入渓できのは嬉しい。

アケボノソウやトリカブトなど、花はすっかり秋の装い。
入渓点から感じる規模感では、どんなかなと思うが、さっそくにナメが迎えてくれてテンションが上がる。

少し歩くとナメ滝が出てくる。「なめ滝」という看板もあって、以前来た時あったかなという感じ。遊歩道とかが以前よりも整備されたのだろうか。周りにはトチの巨木が林立し、奥美濃の気配もちらほら。

その先にもザイルは出すほどではないが登るのが面白いくらいのレベルの滝がいくつか出てくる。青空のもと気温もあがってきたので、シャワーを交えながら。

ナメがポンポン出てくる中、多段の滝が出てくる。観音滝という看板がある。順調に登っていくが、最後の1段を右岸から登るのがちょっと微妙だったので念のためザイルをだす。

ナメと同じように滝もポンポン出てきて飽きさせない。いくつかこなし、沢筋が左に屈曲するとトイ状の滝となって注いでくる。記録でもよく見るこの沢のハイライト。
水流の中に足をおいたり、つっぱたりしながら登り上がる。ザイルもいらないので楽しい。

その後もナメナメナメという感じで楽しみは続く。ちょっと登りにくそうな大岩の滝が出てくる。シャワーで上がることもできるが大岩のほうにもぐりこんでみると、狭いながらザックを手渡しすれば這い上がれる。なんかアドベンチャラス。

1100mくらいに辿り着くと斜度がなくなり開けたブナ林となり泊まったら気持ちがよさそうだ。穏やかな流れを楽しんで、1150mあたりで沢が蛇行し始めるの適当に尾根に向かって登り始め、詰め上がったところがブンゲンの手前の小ピーク。
あとからブンゲンでないことに気がつくのだが、眺めはこちらの方が良いので結果オーライ。

伊吹や貝月山、金糞岳から奥美濃の山々、琵琶湖や岐阜の街並みが見渡せる。
S尾さんの手作りお菓子を楽しみながらのんびりして、改めてブンゲンのピークにいって集合写真を撮って下降開始。
小ピークとブンゲンの間から下降。ピンクテープもついている。
ササに突っ込んですぐに沢型となるのでそのまま下っていく。

こちらもナメが優占する感じだが、フリクションが良く効くのと、残置ロープがちらほらついていてザイルを出さずにくだっていける。
それにしても以前はこんな残置がついていなかった。改訂版の関西起点沢登りのも載って入る人が増えた結果だろうか。ちょっと微妙な気持ちになりつつも、使ったり使わなかったりで降りていく。
ナメが優占する中で時折、滝が出てくるがクライムダウンや前述の残置、周辺のササや灌木を使えば沢慣れしているパーティーならノーザイルで下ろしていけるだろう。

岩がトンネル状になっていてくぐり抜けられる滝の先はトイ状の滝がある。
先行パーティが懸垂下降中。左岸を少しトラバースすると木を繋いで下ろせそうなだったので先に行かせてもらう。

二俣で一休みして相も変わらず出てくるナメをこなしながら下降。
860二俣はそれぞれ滝で出会うの両門の滝のよう。右股の滝の右岸を巻きおろし、佐俣の滝を渡って右岸で下ろしていける。

その先にある5mくらいの滝が微妙に下ろしにくく、左岸のブッシュを下ってみると懸垂用の残置スリング(御親切にカラビナも)があるが、灌木で降りれなくもないくらい。1段下ろして最後は右岸を小巻きで降りるルートを見出す。こっちの方が手間が少なそう。

そんなこんなで最後は八の滝だの七の滝だのの看板付のナメ滝がでてきたと思ったら遊歩道に乗ることができる。
獣除けのドラム缶太鼓を嗜んだりして登山口へ出て車道を歩いて車まで。

ちょうどいい日帰り山行となった。

帰りは行きに見かけた薬草風呂で汗を流し、三連休終わりの名神の大渋滞に巻き込まれながら京都へ。くたびれながらもT町さんのところの中華でお腹を満たし帰宅。お疲れ様でした。

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