爺ヶ岳(中峰) ~冬期東尾根ルート~

山行名:積雪期ピークハント@爺ヶ岳(中峰) ~冬期東尾根ルート~
日程:2023年12月8日夜発~12月10日
メンバー:T柳、K川、T永、M野、S藤、K林、K原、H原、S原、S山
ルート:
【1日目】C0-鹿島集落-(3.5)-JP1767m-(3)-P3.1978 C1(6.5h)
【2日目】C1-(2)-P1.2411m-(1.5)-爺ヶ岳-(2.5)-C1-(3)-鹿島集落
構成メンバー:男女混合、計10名 行程約12km、累積標高1770m。
 
【1日目】
快晴 午前6時30分 鹿島集落より出発。分厚い落葉に覆われた急登りは足がすべり、苦労しました。途中からヒザ程度の積雪がでてきましたが、樹木周りで踏み抜きまくり。
 
 
JPでわかん、スノーシューに履き替え、
午後1時 P3(1978m)到着、幕営。
幕営後すぐにネパール遠征のお土産のチャイをK川さんが全員にふるまってくれ、一息つきました。
 
天気が良かったのですぐに翌日と食事に必要な18Lの水を作製します。
夜ご飯は塩麴漬の鶏鍋をテント2班に分かれていただきます。
 
 
 
【2日目】
午前2時半起床、天気快晴、風もなくダウンを着る必要のない穏やかな気温でした。
リーダーによるビーコンチェックを済ませ、
いよいよ
午前5時 アタック開始!
大町の街明かりを背に、ヘッデンで足元を照らしながら充分気をつけて登ります。
6時45 2200mあたりを越えたあたり、陽が昇り出します。
東尾根から登ったものが観ることができる鹿島槍ヶ岳が美しく

ピンクに染まります。

午前8時 ナイフリッジを越え、いよいよ稜線に出ると冬の北アルプスに来た~!って絶景が待っていました。
ここからは山頂までのビクトリーロードを景色を楽しみながら登ります。
午前9時 いよいよ爺ヶ岳中峰全員一丸となって登頂!山頂から観る圧倒的存在感の剱岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳へ続く稜線美、本当に素晴らしい景色と達成感を得ることができました。
午前9時30分 名残り惜しいながらも下山を開始。テント回収後、
午後4時30分 何度も落葉の上に積雪で足をすべらせ、踏み抜きを繰り返しながら鹿島集落へ全員無事帰還。
入会初年度にもかかわらずメンバーに加えて頂き、頼もしい先輩たちのおかげで、爺ヶ岳冬期東尾根ルートで登頂を果たすことができました。
ただ、ピークハントして感動しただけでなく、
雪山テント泊の過ごし方、水の作り方、テント内に入るときの注意点、調理時の注意点、ビーコンの個人装備としての必要性など、さまざまな学びのある山行となりました。
文責:S山

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