沢登り@鈴鹿 矢原谷~仙ヶ岳~ミツマタの森

山行名 沢登り@鈴鹿 矢原谷~仙ヶ岳~ミツマタの森
日時:2021年4月3日(土)
メンバー:K川 Sモア
ルート:08:09坂本棚田駐車場-09:37下不動滝09:59-10:58不動滝-11:47仙の石-12:02仙ヶ岳12:17-12:44仙鶏乗越-13:54みつまたの森-14:44坂本棚田駐車場

激務の3月を越えて一息ついた週末。日曜はあいにくの天気で、土曜日もそこまでいいわけではないので近場で初沢に行くことに。
先々週にミツマタを見に行った坂本から入山する矢原谷をチョイス。

先々週と同じく坂本の駐車場に駐車。今回は警察の方がいて、すでにヒルが出始めていることを教えてくれた。
道中は雨もぱらついていて少し不安だったが、入山するころには止んで曇り空。
さらに回復することを祈って出発する。

先週と同じく棚田の中を抜けて林道を歩く。
適当に降りやすそうなところで沢に降りて入渓する。久方ぶりの沢足袋の感覚。

二股を2つ見送って沢が狭まってくると滝がちょいちょい出てくる。どれも特に難しいこともなく適当に超えていく。

新緑やツバキが落ちた渓などを楽しみながら進んで行くと、ドーンっと大きな下不動滝が迎えてくれる。
思ったよりも大きな滝の登場にテンションが上がる。

一段目は左岸のチムニーから登り、横断して2段目へ。
ここには右岸にトラロープが張ってあるが少し怖い。初心者がいたらザイルを出してもいいくらいかもしれない。

下不動滝はまだ続いても大きなスラブ状の大滝が続く。とても直登はできなのでテープに誘われて、左岸の巻き道に入る。
しばらくテープがついており踏み跡もしっかりいていたが、直上し続けるか、滝上にトラバースするか迷うくらいにところあたりでテープが途絶えてしまう。
結局、滝上を目指すのが正解なのだが、掴むものが少なく高さもあるので緊張した。

そこからは、落ちたらドボンな滝をへつり抜けたり、微妙にシャワーっぽい滝を最小限の濡れで抜けたりとある種初沢らしいイベントこなしていく。

560mくらいに多段15mの滝が現れる。下段はなんも。
最上段がフリクションちっくでクライミングらしい感じだが、ガバを見つけられればそれを頼りに超えることができる。

その上にはさらに角度をまして30mほどの滝が続いている。これが不動滝。
右岸から巻き道に入る。ここも一部足元が不安定だったり、掴むものが少なかったりで油断はできない。
最後滝上にトラバースすることはトラロープが張ってあり、ありがたいが、一部支点が不安なものもあり、完全に頼り切るのはいかがなものかといったところ。

あとはショウジョウバカマを愛でながら、ちょっとしたナメや小ゴルジュの滝にチャレンジして、イワウチワなんかに癒されながら藪漕ぎなしで稜線へ。
少しピリッとした初沢だったが大満足。

仙の岩を見送り、マンサクやミツバオウレンが咲く稜線を辿って仙ヶ岳のピークへ。
稜線がガスがかかりがち。風が吹いてて寒い。
鎌が岳にいっているパーティは寒い思いをしていないだろうか。
靴を履き替えようと沢足袋を脱いだら、右足のくるぶしにプクプクに膨らんだおヒルさんが・・・
こっちもしっかり初となってしまった。

寒いのでそそくさとピークを後にして亀山トレイルで野登山方面へ。
仙鶏尾根はちょっとした細い岩尾根。乗越のところは少し岩場になっていた。
後半は尾根も穏やかになり、アセビやムラサキヤシオを見ながら先週も登った778峰へ。

なんとなく満足したので、今回も野登山カットしてミツマタ尾根を下る。
最盛期は越えたものの白いぼんぼりが杉林に浮かんでいる様子は不思議な感じ。
すっかり天気も良くなり、なんか美味しそうなアケビの花を観察したりして、長閑な棚田の間を散歩して駐車場へ。

なんだかんだで充実の初沢となった。

ルート図等はこちらを参照→ヤマレコ記録

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