ハイキング@北岳

山行名:ハイキング@北岳
日時:2019年6月22日~23日
メンバー:H原 T橋 H田 K下 M上 H本 N部
ルート概要:
22日 広河原ー白根御池小屋ー北岳肩ノ小屋ー北岳ー吊り尾根分岐ートラバース道ー北岳山荘テン場
23日 北岳山荘テン場ー北岳ー北岳肩ノ小屋ー白根御池小屋ー広河原

白峰三山縦走を計画するも、梅雨時の常で天候に悩まされ。
それでも決行を決めた矢先、開通するはずの南アルプス林道バス(奈良田~広河原)が土砂崩れのため動いていないことが判明。
その時点で縦走は不可能になったが、天候は日曜日の午前中くらいまでは持ちそうだ。
せっかくなので北岳までは行きたいと、広河原から行けるところまで往復することにした。
奈良田に行く必要はなくなったので、芦安から乗合タクシーで広河原へ。

 

 

今回の行程…と言いたいところだが、stravaでとったログがなぜか2日目が消えてしまい、初日のみになってしまった。残念。

 

さて、広河原からスタート。
予報はあまり良くはないが、広河原のバスターミナルは登山者でそれなりに賑わっている。
ここからさらにバスを乗り継いで北沢峠へ向かう人も多そうだ。

 

 

 

登山口から。
「これが最後の青空かも」なんて言いながら入山。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝のひんやりした空気が心地良い。

 

 

 

 

 

 

ギンリョウソウが頭を出していた。
初っぱなからなかなかの登りが続く。

白根御池小屋へ到着した頃にはすっかり身体は火照り、ソフトクリームの看板を前に抗う術はなかった。
この後は更に急登が待っているので、ここで大休止をとる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北岳が真上にあるかのように見える。

 

 

 

 

 

 

白根御池から上は少し雪渓の上を歩く。
それもあまり長くはなく、夏道に取り付く。
稜線までは草すべりと名付けられた長い急登だ。

 

 

 

 

 

 

キバナノコマノツメやコバイケイソウの芽がたくさんあった。
いろいろあったが何とか稜線に取り付いて一安心。

 

 

 

 

 

 

稜線に出ると、色とりどりの花々が登山道を彩っていた。

 

 

 

 

 

 

黄ミヤマキンバイ、白ハクサンイチゲ、青オヤマノエンドウ。

 

 

 

 

 

 

キバナシャクナゲ。

 

 

 

 

 

 

すっかりガスに覆われて展望がなくなった中、北岳肩ノ小屋に到着。

 

 

 

 

 

 

肩ノ小屋からいくつかピークを越えるが、展望がないので北岳は意外に遠く感じた。
背景が真っ白だが一応ピーク写真を撮って、恒例の山頂ヤッホーを遂行し先へ進む。

 

 

 

 

 

 

途中で出会った方に、トラバース道のキタダケソウが満開と聞いたので、吊り尾根分岐から少し東へ行き、トラバース道に入る。

 

 

 

 

 

 

トラバース道という長閑な名前だが、岩に張り付いた木道が続く。
しかし満開のキタダケソウが癒してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて見るキタダケソウ。
キンポウゲ科だが、他のどの花とも違う独特の雰囲気。
梅雨時に咲く花で見るのが難しいが、タイミングもパーフェクトで素晴らしい。

 

 

 

 

 

こちらはチョウノスケソウ。バラ科。
この株しか見かけなかったけど、花期がもう少し遅いのかもしれない。

 

 

 

 

 

ハクサンイチゲ。キンポウゲ科。
イワベンケイ。ベンケイソウ科。

 

 

 

 

 

 

のんびり歩いて北岳山荘に到着。
ここだけ雪に埋もれている。
二重稜線のようになっていて、雪が溜まりやすいのか。
テン場は雪のない東側を指定された。

 

 

 

 

 

 

混雑覚悟で来たが、ほぼ貸切状態。
景色の良さそうなところに幕営し、気温もさほど低くないので外で夕食タイム。
H田さんのアテと鶏豚白湯鍋が身体に浸みわたる。
ひとしきり宴を楽しんだ後は、前日寝不足なこともあり早めに就寝。

 

 

 

 

 

翌朝目覚めると、高曇りの中、富士山が見えていた。
日本標高二位から一位を眺める。いい気分だ。
Mッチの味噌ラーメンで腹を満たしつつ、作戦会議。
バスの通行止めにより既に縦走は不可能。そして天候は悪化傾向。
間ノ岳に行きたい気持ちもあったが、今回はここから下山に向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雲海に浮かぶ中央アルプス。

 

 

 

 

 

北岳直下から間ノ岳を振り返る。
次回は縦走したい。

 

 

 

 

 

 

初日は全く展望がなかったが、2日目の北岳山頂は、鳳凰三山、甲斐駒、千丈、八ヶ岳などの展望が開けていた。
何だかんだやはりこれは嬉しい。
T橋さんは、夏合宿に向けて静かに気合いを入れていたようだ。
ピーク写真を撮り直して、下山へ。

 

 

 

 

 

 

草すべりからはただひたすら下る。
白根御池から、10:20の乗合タクシーに間に合わせるため、さらにペースアップ。
何とか間に合った。

下山後はお風呂に入り、山梨名物ほうとうをいただいて、帰路についた。
(ほうとうはかなりのボリュームで、本山行の核心部だったかも。)
まさかのバス通行止めで出鼻をくじかれ、天候もいまいちな予報の中ではあったが、
全員が初めての北岳山頂を踏むことが出来、満開のキタダケソウの大群生も見られ、
北岳山荘でゆったりテント泊も出来、良い山行となった。

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