遠征ハイキング@西上州 妙義山&荒船山
山行名:遠征ハイキング@西上州 妙義山&荒船山
日時:2019年5月25日~26日
メンバー :H原 O崎 Y本 T町 N部 T永 K村 T藤 K川 Sモア
ルート概要:
25日 09:13妙義神社- 09:28第一見晴-10:46見晴-11:49天狗岳-12:37妙義山12:38-13:22バラ尾根のピーク-13:54鷹戻し14:23-14:57東岳-15:13中ノ岳-中之嶽神社
26日 07:12駐車場-07:47鋏岩修験道場跡07:54-08:38艫岩08:51-09:36荒船山09:41-10:51鋏岩修験道場跡-11:23駐車場
25日 憧れの妙義山へ
今回は妙義山と荒船山を目的に西上州へ遠征ハイキング。
恵那峡で一旦集合して仮眠、一路群馬を目指す。昨晩の事故による名神の通行止はなかなか大変だったようだ。
碓氷峠を過ぎるとあたりの山々が岩々して日本離れした光景となってきて、横川SAにくると妙義山の岩塔群を望むことができ、テンションが上がってくる。
朝御飯を食べて、お昼ごはんの釜飯を買い込んで妙義神社へ向かう。
駐車場はそこそこガラガラ。適当に準備して中ノ岳神社へ車を配車。峠道から見える景観もすごいものがある。
配車を終えていざ出発。今回のメンバーは10人だが、縦走班5人とハイキング班5人に別れての行動。
岩壁を眺めながら妙義神社の長い階段を登って登山道に入ってほどなく出てくる見晴台でお別れとなる。無事に再会できるだろうか。
分岐からもどんどん高度を上げていく。気温も高いので喉がかわく。
大の字を横目に見ながら岩峰目指して登っていく。
大の字分岐の手前くらいから鎖場が始まる。
最初はトラバース気味に下りおり、大の字への分岐を見送り辻を過ぎると30mほどのルンぜの岩場を直登となる。鎖もあるし登り自体も難易度は高くない。抜けると見晴に出る。
見晴からは裏妙義や浅間山、苗場や上州武尊、榛名山なんかを望むことができる。下から上がってきたパラグライダーを間近で見ることもできた。
一息ついて、細い岩の隙間を抜けるとビビリ岩。開けた岩場を斜上する感じだ。
そのあとは尾根伝いに歩いていき、背ビレ岩などの岩稜を経て大のぞきへ。
大のぞきは名前のとおり岩壁を覗き込むことができる。さすがの高度感だ。
大のぞきからは30mほどの岩場の下り。鎖はあるとはいえ高度感があり、登るよりも緊張する。
天狗岩の登り返しは道を歩くだけ。天狗岩の岩壁の淵に立つこともできる。
天狗岩から下ろし相馬岳とのコルに降りると、相馬岳にアタックにいっていたハイキング班と再会することができた。
お昼ごはんがてらしばし歓談。横川の釜飯はとっても美味しい。
集合写真を撮って再び別れて歩きだす。
相馬岳までもただの登山道。ここが妙義山の最高峰。
一旦大きく下ろして、茨尾根から登り返して鷹戻し、中ノ岳、星穴山とこれから歩くルートとその先がよく見える。まだまだ長そうだ。
相馬岳からの下りはザレザレしてて少し滑りやすく落石にも気を使う。
ところどころ鎖を交えながら下ろしていく。イワザクラなんなを見ることもできた。
茨尾根の頭へ登り返して中ノ岳前後の稜線を眺めたら再び堀切に向けて下ろす。変な名前だがキレットみたいなものなのだろうか。
さすがにアップダウンがしんどくなってきた。
堀切から少し進んで、すり鉢状になっている沢の源頭を鎖だよりにトラバースすると鷹戻しの鎖場が始まる。
登りはハシゴも交えての鎖場でかなりの高さを登る。
しばらく稜線を歩いて東岳からの下りが再び鎖場となる。
チムニーの中を降りていくのだが、かなり立っていて足元が見えずらいのでなかなか怖い。
最初はフェースのほうを行ったが、チムニーの中のほうが高度感もなくステミングっぽくもいけるのでそっちの方を下ろす。
チムニー状に続く岩場も立っていて怖い。後続のスタンスを下から指示しながら下りる。今回一番の核心だった。
岩稜を進んでいってコブ岩から東岳を振り返ると砦の一角のように張り出していてなかなかの迫力だ。
いくつか小さい鎖場をこなしてついに中ノ岳の山頂へ。なかなかの充実感と達成感。アップダウンと暑さで結構疲れた。
中ノ岳からの下りもそこそこ長い鎖場でここも立ち気味。ただ、スタンスは大きいのでさっきほど恐怖感はない。
あとは稜線から逸れて降りていく。星穴岳もまた来てみたい。だーっと下ろしていくとようやく登山道らしい道になってくる。
今日は岩場鎖場ばっかりだったので心が落ち着く。
中ノ岳神社は岩峰に食い込んでいて凄い造りだ。
長い階段を下ろし御手水のところに着くと見覚えのある人たちが。
下山してこちらへ車で回ってきたノーマルルート組だ。
こんなベストタイミングになるとはお互いビックリだ。
売店で買った炭酸飲料をごくごくと飲み干して巨大な大黒さまを横目に駐車場に下山。
振り返ると歩いてきた岩塔群を望むことができ感無量。
ハイキング班
もみじの湯で汗を流して下仁田の道の駅で手作り中心のつまみを持ち寄っての大宴会。楽しい夜は更けていくのだった。
26日 荒船山でのんびりハイキング
妙義山に引き続き西上州遠征2つ目は荒船山。
「クレヨンしんちゃん」の作者、臼井義人終焉の地としても知られている。
昨日の妙義からの遠景は軍艦のようでそのに違わずといったところだ。
道の駅での夜の宴会は大いに盛り上がり、少し重い頭を振りながら日の出とともに起床。
後片付けをして、コンビニで朝食をかきこんで出発。
30分ほど車を走らせ、荒船の舳先の岩を望みながら山道を登って登山口の駐車場へ。車はまばら、もう少し遅い時間から登る人たちが多いのだろうか。
適当に準備して出発。昨日はバラバラだったが今日は10人パーティで一大勢力だ。最初は緩やかな尾根を小ピークをまいたりしながら歩いて鋏岩の修験場まで。
花はちょうど春と夏の狭間なのか少し少な目ではあるが、テンナンショウやミツバツチグリ、フモトスミレなんかを横目に歩いていく。
柔らかな朝陽に照らされたモミジなんかの新緑が美しい。人工林はほとんどなく終始広葉樹林なので紅葉に時期なんかも奇麗だろう。
鋏岩はなだらかだった尾根に急に岩壁が聳え立つ。ちょっと息を整えて先を目指す。
日が当たって花の開き始めたクワガタソウを横目に一杯水を通過するとここからは急な登りとなる。
ハシゴなんかを交えながら30分ほど登ると急に開けて緩やかになる。
山頂台地へ出たようだ。本当に平らで木も適度に生えていて本当に気持ちのいいところだ。
フデリンドウやアマナなんかを見ながら艫岩へ。
艫岩は急に崖の上に出る。ここから下を覗き込んで写真を取ろうとして臼井義人は転落したらしい。合掌。
浅間山や四阿山、昨日歩いた妙義なんかを望むことができていい気分だ。
近くにある避難小屋もなかなか立派だった。
ジャンプ写真や集合写真を撮って最高地点を目指す。
新緑の暖かい日差しのなか、まだ少し早かったクリンソウの群落やカラマツなんかを見ながら歩いていってひと登りすると最高点の経塚山へ着く。
視野は無いけどのんびりとしたピーク。道標はちょっとお洒落なかんじだった。
適当にあとは来た道を戻るだけ。下からは続々と登山者が登ってくる。ちょうど艫岩や山頂でお昼を食べたらちょうどいい時間帯だ。
鋏岩からは、あれ?さっきもこんなところ歩いたな的なのを何回か繰り返して駐車場まで。
下山後は内山牧場へ向かい、焼肉丼やカレー、ハヤシライスなんかを食べてデザートhはもちろんソフトクリーム。
牛や小動物と戯れて、荒船の湯で汗を流した後は昨日お世話になった道の駅でお土産なんかを買い込んで京都への帰路についた。