秋の例会山行@白馬鑓温泉
山行名:秋の例会山行@白馬鑓温泉
日時:2016年10月15日(火)~16日(水)
メンバー M田 K T町 O崎 H原 H田 K口 K多 S林 M浦 T柳 他3
15日:08:54猿倉荘~09:40猿倉台地~11:07小日向のコル~12:11白馬槍温泉
16日:08:19白馬槍温泉~09:35小日向のコル~10:34猿倉台地~11:20猿倉荘
今回は秋の例会山行。総勢14名で白馬鑓温泉へ。
11日
京都を夜10時過ぎくらいに出発し、梓川SAで仮眠。
翌朝起きると、ここのところのぐずついた天気を挽回するような秋晴れ。
朝焼けの空に常念が雄々しく聳える。
大町を経由して白馬村へ向かう道は後立山が丸見え。鹿島槍東尾根にいきたいだのやんややんや言いながら青木湖あたりを過ぎると目指す白馬の山々が姿を現す。
景色を存分に堪能して猿倉へ。猿倉までの登りはカラマツが植わっていて、キノコが気になるが、駐車場周辺はすっかり広葉樹になってしまった。
遅出組も合流して、荷物を振り分けて、いざ出発!
黄葉も猿倉から少し登ったあたりが最盛期といったところか。
ブナを中心に美しく色づいている。
小日向のコルくらいに差し掛かると樹林帯を抜けて視界が開ける。
青空に輝く白馬三山や眼下の尾根を染める紅葉と最高の景色が広がる。
よくよく稜線に目を凝らすとうっすら雪が残っている箇所もある。
立ち止まって何回も写真を撮ってしまう。
途中、学生山岳部とすれ違う。ネギなどを外付けしているのが、微笑ましくそして懐かしい。
途中、学生山岳部とすれ違う。ネギなどを外付けしているのが、微笑ましくそして懐かしい。
駐車場の車が案外多かったため、ジャンボ2張を立てられる場所を確保するためにK口とT柳で先行して温泉を目指す。
標高をあげていくと背後に見える、信越の山々が戸隠、高妻、妙高、火打と順番に姿を現す。
高妻はどっしりとしていていい感じだ。
鑓沢を越え、息を切らしながら最後の一登りをこなして白馬鑓温泉へ到達。
きれいなお湯を湛えた湯船がそこにはあった。
少し奥まったところのヘリポートを確保し、後続が到着するまでしばしうたた寝。振り返ると温泉に匹敵するくらい気持ちよかった。
みんなが到着してから、ワイワイテントを建てたり水を汲んだりして、酒とつまみを小脇にお待ちかねの温泉へ。
秋晴れの空、遠くには名山、まさに極楽。
みんないい感じにお酒が回っていく。楽しすぎて笑いが止まらない。
思い思いに時間を過ごす。
さて、一通り温泉に満足したところで、これも楽しみにしていたすき焼き!
肉は千本三条の名店「弘」とパーフェクト。
最近ちょっとブームのキノコのアヒージョなんかも交えつつ、T町さんがてきぱきと作るすき焼きをどんどん食べる。〆はうどん、美味なり。
お腹を満たしたあとは、再度温泉へ。
ほろ酔いから深酔いの人まで、夢かうつつか、湯船から流れ落ちる湯水のように時間は過ぎていった。
12日
あまりにも気持ちがよかったので、テントには入らず外で寝る。
ふと目を覚ますと、岩峰の上で月が燦々と輝いていた。
次に目を覚ますと月は姿を消し、東の空が赤く燃えている。
朝風呂に入り、刻一刻と表情を変える朝の山を堪能する。湯船すら赤く染まっていた。
日が昇りきると寒さは感じなくなった。今日は暑くなりそうだ。
とりあえずテントに戻って朝御飯。H田さん作の豚汁うどん。具だくさんでおいしい。
のんびり朝御飯を食べてテントを撤収。
見納めとなる景色をバックに思い思いに写真を撮ってテンバをあとにする。
これ以上ない最高のテンバだった。ありがとう!
昨日は急ぎ足できた道をのんびり歩いていく。
今日もドピーカンで気持ちがよい。
白馬主稜はピークに美しく突き上げ、登攀意欲を駆り立てる。今シーズン挑戦したいルートだ。
樹林帯で改めて燃えるような黄葉を堪能しながら猿倉まで。本当に贅沢で楽しい山行だった。
下山後は温泉で汗を流し、林檎舎のそば三昧定食を食べる。通常のつゆのほかにくるみだれやおろしだれがあり、色んな味が楽しめて思わずそばをおかわり。
お腹を満たしたあとは、白馬の道の駅によって、ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男Ⅲ世のグッズをみんなでお買上げしたりしながら、楽しい旅の余韻に浸りつつ、京都への帰路についた。