ハイキング@大日平~大日岳(劔・立山)
山行名:ハイキング@大日平~大日岳(劔・立山)
日時:2016年9月9日(金)夜発~10日
メンバー:K川 T柳
ルート概要
7:00称名滝駐車場~7:30称名滝展望台~8:30牛ノ首~9:10大日平山荘~11:20大日岳11:50
~13:25大日平山荘15:20~16:00牛ノ首~16:50称名滝駐車場
この週末の予定は特に決まっておらず、来週以降、大きめの山行がつまっているので、軽めに近場の岩場で遊ぼうかなど、天下一品のラーメンを啜りながら相談の結果、何だかんだでよく分からないけどたまにはピークに立ちたいということで、突如、大日岳へ行くことになる。
湖西道路経由で北陸道に入り富山を目指す。PAで一眠りして、称名のゲートが開く時間を見計らって駐車場まで。
称名滝は初めてなので、観光がてら見学。落差300m越えはさすがの迫力。奥の廊下から朝陽が差し、いい感じだ。これを登はんし、廊下を遡行されているというのだからすごいものだ。
登山口まで引き返して大日平を目指して登る。ちょっと急登だが、鎖や綺麗な木道が整備されていて歩きやすい。
もともと登山道は現在よりも沢筋よりについていたらしいが、数年前に崩壊し、ここに付け替える工事をしているらしい。
大日平へ出る少し前に左手に大きな沢筋が現れる。これが日本屈指の険谷であるザクロ谷。すでに核心は過ぎた後で穏やかに見える。ここから大日平小屋まで沢中を行くのがバリエーションとなっているそうだ。
そこから少し進むと、樹木が消え視界が一気に開けて大日平へ飛び出す。湿原が広がり気持ちがいい。振り返ると鍬崎山や薬師が聳えている。
木道を歩いていくと程なく大日平小屋。小屋の裏から、相変わらずの深い渓谷である称名川に懸かる天狗の滝を見学してから、ピークに向かう。
池溏がちらほら残る湿原を少し歩くと、大日岳の懐に入り込むように登りへと入る。こちらも大日平まで上がるのと変わらないくらいの斜度だ。
途中、会のC田さんと遭遇、とんだ偶然もあるものだ。立山で岩登りをした後で縦走してきたらしい。
そんなこともありつつ、登っていくと稜線に出る少し手前で、樹林帯から出る。ちらほらある岩が青空に輝いている。振り返ると大日平がどーんと広がりいい感じだ。登山道がトラバースに入ると程なく大日小屋が見えてくる。
稜線に出るとようやく、劔岳の雄姿を望むことができる。さすがの迫力だ。
劔を右手に見ながら稜線を歩いてほどなくピークへ辿りつく。風もなく穏やかなピーク。富山側は雲海が切れ切れとなり、市街と海が少し見える。
反対方向は、立山から劔が一望できる。この辺りは初めてなので、立山をまじまじと山から望むも初めてだ。
穏やか過ぎてうたた寝なんぞしつつ、1時間くらいピークでうだうだ。う~ん気持ちいい。
ガスも少し湧き始めたので小屋に帰る。下りもなんてことは無いが、沢筋を跨ぐあたりで降りる道を間違えそうなところもちらほら。
のんびり下って、小屋まで戻って休憩させてもらう。
それにしても、お風呂もありなかなかいい小屋だ。小屋でものんびりさせてもらう。
ちなみに大日平までの綺麗な登山道は今年竣工で、今日、作業機材を下ろしていたらしい。
朝方、やたら飛んでいたヘリはそれかと合点がいく。そういえば、工事現場のボードを持ちながら降ってきた土方風の人とすれ違ったのも思い出される。
今年から大日三山のバッチを作ったらしく、そのもとになった写真をくれた人は、富士山、白山、立山の三霊峰をつなぎながら歩き通すというとんでもないことをやっていた人らしい。
世の中いろいろな山歩きを思いつき実践している人がいるものだ。
あんまりにも居心地がよく、2時間位うだうだしてしまった。次来るときはぜひとも宿泊したい。
あとは下るのみ。来た道を戻り、駐車場まで。久々にピークを踏めて楽しい山行だった。〆はきときと寿しで海鮮を堪能し、帰路についた。