沢登り@大峰・旭ノ川中ノ川

東北の和賀山塊の沢へ3泊4日で行く予定だったが、天気が悪いということで関西の沢1泊2日で行くことにした。一度は行きたいとおもっていた旭ノ川中ノ川を選んだ。ゴルジュや滝や瀞が次から次へとあらわれるので、暑い時期に行って水に戯れたかったが、秋めいたこの週末はとても寒くてなるべく濡れないようにと思いながら遡行した。

?9/24  20:00出町柳―23:30大塔道の駅 仮眠

9/25  6:00起床―8:00中ノ川出合―8:20出発―8:35入渓―9:00地獄滝―9:45極楽滝―10:10十字峡11:20モジケ小屋―12:20ツナウチ谷出合―ササモト谷―13:45黒滝―14:10斜瀑45m滝―黒ナメ八丁―14:50泊地―20:30就寝
とても寒くてモチベーションが下がる。準備して道の駅から1時間ほどで中ノ川出合についた。旭ノ川にかかる吊橋を渡りF1滝上に降りて遡行開始。この吊橋が妙に怖かった。

小滝を越えていくと地獄滝に出合。迫力ある立派な滝。左岸から巻いた。フィックスがところどころ張ってあってザイルを出す必要はなかった。沢へはフィックスを使ってクライムダウンした。そして次にまたまた大きな滝、極楽滝に出合。まっすぐ流れる1本の筋が綺麗だった。この滝は右岸から巻く。ブッシュからバンドを右上してテラスから滝の側を登る。トポにザイルを出して安全を期したいと書いてあったのでザイルをだそうかと思ったが、しっかりしたスタンスとホールドがあったので出さなかった。続くF6の3段12m滝は左岸より巻いた。滑りやすい箇所があったのでお助け紐をだした。そして十字峡に着いた。

続いて淵となりF7の牛鬼滝2段15mに出合う。右岸にあったフィックスをつかってのぼり、バンドにあがりトラバースをして先を見に行くが越えれそうにない、戻って巻き道を探すとフィックスが垂れ下がっていた。フィックスをつかって少したった壁を登った。トラバースをするとところどころフィックスが張ってあった。有名な谷だけあってフィックスがいたるとこにあった。ちょっと残念。フィックスが終わり、懸垂を2回して谷へ戻った。しばらく落ち着いた谷を進むとケヤキ谷が左岸より出合い、モジケ小屋が見えた。

モジケ小屋を過ぎると大きな釜をもった小滝に出合う。とても綺麗で泳いだら気持ちよさそうだが、入る気にまったくならなかった。右岸から30mの大きな滝となって出合う支流を確認して谷は右へ曲がる。2段6mの滝を過ぎると瀞があらわれ奥にヒジキ滝が深い釜をもって流れ落ちていた。右岸から巻いて越えると谷は穏やかになり、大きな釜をもった小滝にいくつも出合う。どれも本当に綺麗だった。左岸から天狗谷が5m滝となって出合い、右岸から大きな支流ツナウチ谷に出合った。この辺りは穏やかなで気持ちがいい。

しばらく進むと両岸の壁はたしゴルジュとなる。腰あたりまで浸かりながら滝をこなして進む。寒すぎる!!しかし、変化に富んだ谷は面白い。廊下がまた現れ本当は直進したいが寒いので左から巻いて越え、2段20mのナメ滝を過ぎるとササモト谷が斜瀑となって出合う。水量はどっと減ったような雰囲気となり穏やかな中を進むと迫力のあるF16黒滝に出合った。左岸から大きく巻いて谷へ戻り、少し荒れた様な雰囲気の中を左から巻いて越えていくとF18の斜瀑45m滝があらわれた。左からブッシュをつかみながら登ると谷は一変して穏やかになり、黒ナメ八丁と呼ばれるナメが広がった。小さな滝も現れるが問題なくこなし、テント場を探しながら進んだ。いい所が無いなぁと探してると、とても良い台地を見つけて遡行終了とした。

?9/26  5:30起床―7:20出発―9:22稜線―9:40七面山西峰9:50―13:00モジケ小屋―14:20駐車―温泉―20:40京都

明るくなったころに起きて出発。核心も終えてあとは稜線をめざすのみと思っていたが、核心はこの日に登った涸滝だった。出発してすぐに水は涸れ、ひたすらゴーロの中をいくと岩の詰まると書かれた涸滝に出合った。ロープ無しで登れるかと思ったが、けっこうやらしかったので途中からザイルをだして登った。予想外の緊張する登攀に疲れたが、この後はひたすらルンゼをつめて、ブッシュを掴みながら登ると稜線に飛び出た。七面山の西峰を踏んで下山開始。

七面登山口にぬける登山道をみおくり、下辻山にむけてすすむと林道に出合う。林道をつかって1時間ほど歩くと森林軌道があり、それ沿いに下る(けっこうな傾斜)とモジケ小屋に着いた。そこからはエアリアに記載の点線道をつかって下山した。長い長い下山にけっこう疲れ、行動時間は2日目の方が長かった。

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