四国 老之川支流雪瀑谷

石鎚山へ突き上げる谷と聞いて参加することにした。石鎚山には一度も登ったことがなかったので、登る機会が出来て嬉しかった。雪瀑谷を遡行して初芽成谷を下降予定と聞いていたが、初芽成谷はナメがうまってしまった様で下降をやめて尾根下山となった。

5/28 22:30京都駅ーしまなみ街道ー2:30今治道の駅 仮眠
瀬戸大橋手前でS見君に運転が変わった。橋を渡るのかと思ったら通り過ぎた様でしまなみ街道から四国へいくことになった。しまなみ街道は一度も行ったことがないので、景色を見たかったがあまりにも眠かったので見る余裕がなかった。気がついたら今治道の駅だった。

5/29 6:00起床ー8:40出発―取付きー9:00入渓―9:55初芽成谷との二俣―11:00逆くの字―20m直瀑―13:00十字峡1100m―1140m付近 泊地
6時に起きて取付きへ向かった。諏訪神社前をとおって少し進んで広いところに車を止めた。老之川沿いの林道を20分ぐらい歩いて入渓した。ゴーロを進むと小滝が連続する。直登した記憶はあまりない、ほとんど巻いて越えていくと雪瀑谷に出合う。初芽成谷の出合いは厳しそうなゴルジュで薄暗く不気味な雰囲気だった。雪瀑谷に入って570m付近で左から滝となって支流が出合い谷は右へ曲がる。10m逆くの字の滝と2段30mの滝を左岸から巻いた。巻き道はブッシュを掴んでモンキークライムや大きく巻くことが多くて疲れる。谷に戻ったかと思うと、大岩を乗っ越すことが多くてこれまた疲れる。のんびり沢を遡行することはない。
2条2段15mの滝を左岸から巻き、この谷の見もの20m直瀑に突き当たった。素晴らしい滝で記念撮影。この滝を左岸から大きくまいて谷へ戻ると平凡な河原となった。そしてすぐに十字峡1100mに着いた。1200mまでの間で穏やかな適地があれば泊まることにした。そしてすぐに平らな枯れ枝の多いインゼルをみつけて遡行終了とした。14時20分と早く着いたので、陽が沈むまで明るい中、長い時間焚き火を楽しんだ。GWに行ってきたギリシャのお酒「OUZO」を差し入れ、ウイスキー、ビール、日本酒と宴会。久しぶりの焚き火を囲んでお酒を飲みながら山話をするのは楽しかった。20時頃就寝。

5/30 5:00起床―6:30出発―7:40二俣1400mー10:25△点1920mー11:30石鎚山―11:50下山―13:45ロープウェイ14:00ー23:00京都 
しばらく穏やかな谷を歩く。大きく右に曲がり滝がとなっていた。右岸が巻いて谷へ戻る。滝が連続し、10m滝に取り付いたが、抜け口にホールドがなくて失敗。奥に見える滝も直登は不可能そう。T嶋さんが、左岸から巻いて懸垂で落ち口におりてきて確保してもらった。左岸から続く滝も一緒に巻いた。そしてしばらく進むと1400mの二俣に着いた。300mのナメに期待して左俣を進む。しばらくゴーロ歩きでまだかまだかと思いながら歩くと永遠と続くナメが現れた。歓声をあげてしまうほどのナメ。太陽の光が当たれたばもっと綺麗だろう。続く二俣も左にとって谷をつめるとガレタ滝に出合う。直登は不可能で左の尾根にのって、左側のルンゼにおりて高度を稼いだ。本流へ戻って谷をつめなおすということで右へトラバース。2回ほどルンゼを越えてトラバースして本流へ戻った。(後から考えると本流はもっと右だったことに気づく)浮石は多く落石に注意しながら谷をつめる。いったん尾根にのって再度ルンゼにでて休憩をとる。振り返ると松山市の町並みがうっすら見えたり、今治の方が見えたり、雲海が広がっていて素晴らしい景色が見えた。さらに眼前の岩峰を左から巻いて石楠花の藪をかきわけてモンキークライム。いったん開けたところにでるが、再度石楠花と格闘して高度をあげていくと稜線へ飛び出した(10:25)。1800mからの100mの登りはほとんど藪こぎだった。少し右へいくと三角点をみつけた。
稜線から登山道へ戻り石鎚山を目指した。3の鎖小屋に着いて旧道の鎖場を登り石鎚神社へ着いた。天狗峰へは石鎚山北壁を登ったときにおいておこうと思って行かなかった。さすがに100名山、たくさんのハイカーで賑わっていた。下山は登山道で戻る予定だったが、ロープウェイを使おうというH岡さんの提案にのった。久しぶりの沢登りに疲れていたので良かった。
湯ノ谷温泉に入った後は、いよ西条から香川県坂出まで高速を使って東へ進み、丸亀駅近くにある名物鶏屋「一鶴」で食べて帰京した。

記録を見る(よも山亭)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です