北ア 打込谷

9月5日
第1ゲート6:30→第2ゲート7:25→小倉谷出合10:00→打込谷出合14:00→Co1630付近C1 17:40
1昨年小倉谷に行った時は第2ゲートまで車が入ったが今回は第1ゲートまで。林道の状態は1昨年よりよかった。快晴で暑い。
小倉谷出合で林道が終わり山道に入ったが、右岸沿い低く付いている踏跡はすぐに不明瞭になった。右往左往した挙句に一度沢に下りた。5年前に九郎衛門谷に行ったときの記憶では楽な道だったので、再び道を探してみたが時間の無駄だった。後で調べたところ、山道に入ってまもなく左に折り返すとよいらしい。5年前の九郎衛門は印象が薄い山行でなにも覚えていない。記録を残しておけばよかった。
結局途中で本谷に降りて遡行開始。腹をくくるのが遅すぎた。本流は渇水しておりスクラムの必要もないが、渡渉点は選ぶ必要がある。
予想より2時間以上遅れて打込谷出合到着。打込谷下部は地形図で見ると狭そうだが、実際は歩きやすい河原になっている。15mほどの滝があるが左から簡単に巻ける。このあたりまでは小さいながらも魚影が濃いが、ここは禁漁区である。
最初の瀞は右のルンゼから巻き上がり滝上に出る。左岸から連瀑をなして合流してくる枝沢を見ると次の瀞。左に残置ピトンがあり、フリーで容易に越せる。30mロープを出したのはここだけで他は補助ロープですんだ。
仙ノ淵は左から比較的高く巻くが楽だ。上の瀞は左を腰まで浸かってへつり階段状を登れる。1649m2股の少し手前の連瀑は、左から滑滝をなして合流してくる支流に入って中間尾根から越えられる。この中間尾根に広い樹林に囲まれたよいキャンプ地があったのでここで幕とした。

9月6日
C1 6:20→稜線12:00→新穂高温泉15:50
たんたんと高度を上げると2030m2股。右股は笠岳山荘に突き上げており、滑滝が延々と続く銘渓らしい。今回は下山が楽なのと記録がない興味から左股に入ってみたが大失敗であった。下半分は河原、上半分は稜線直下までひたすらガレが続き、滑などひとつもない知る限りでは最低の沢だった。めずらしく好天に恵まれた時に限ってこれだ。救いは藪こぎなしで抜戸岳直下の登山道に出られることくらいか。
笠新道を下り新穂高温泉からタクシーで車回収。呼んでから20分ほどで迎えに来てくれた。金木戸まで1万円であった。2年前は1万2千円とられたが。

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