夏合宿沢A隊@南ア・信濃俣河内

0812
20:45 五条 → 21:50 H内宅 22:20 →

H内さん宅に少し上がらせてもらい、冷コーなどを頂く
東名阪経由。東名高速が、袋井から地震の影響で通行止めとなり、下道を通るが渋滞。

0813
天気 曇
→ 04:30 畑薙ダム第二の下の公園の駐車場で仮眠 7:10 →8:00 信濃俣林道の奥の駐車スペース(ヘリポート) 8:55 → 11:00 戸立沢 → 13:20 三俣 13:45 → 15:50 オリタチ沢出合上で幕営
三俣までは広い河原歩き。若干渡渉がある程度。
三俣で休憩中、雨がぽつりぽつり降ってくる。ここで泊まりたくなるが、後の行程を考え、オリタチ沢までは行くことにする。
、ゴルジュに入り、幾つか泳いで滝に取り付いたり、巻いたりして突破する。それほど難しくはない。水量は標準程度か。
オリタチ沢出合の上の猟小屋下を幕営地とする。
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0814
天気 曇りときどき晴
6:00 起床、8:10 → 9:40 ヨモギ沢出合 9:45 → 12:30 西沢出合 12:50 → 15:25 2050m地点で幕営
次の第二ゴルジュ、壁が高く巻くのは難しそう。
壁を掴んだり、足をつくところを探しながら進む。流されないように注意が必要だ。
第二ゴルジュの出口はショルダーでも行けたかも知れないが、左にお助けヒモなどがかかっていたので左を登る。フリーで登るのはかなり難しいだろう。ロープを使った唯一の場所。巨岩のあと、第三のゴルジュ。こちらはそれほど壁が高くなく、巻道がしっかりあったので巻きながら突破。
西沢出合で大休止。日が差してきた。
ものすごい大崩落地を通過。
高度感のある左岸の巻道を通過。開けていて眺めがよい。
次に二俣があり、右の滝のある方に進む。二俣の間に踏み跡があり、藪を通ったりちょっとやっかいな巻道。
このあとは幕営地を探しながら歩くと、ちょうどいい平地と、対岸に草場にたき火場所を発見。
カレーをたくさん食べる。
夜遅くまでたき火で宴会をしていたようだ。
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0815
天気 曇
5:50 起床 8:25 → 9:57 稜線 10:30 → 11:10 茶臼山 11:25 → 12:25 水飲み場 → 13:10 横窪沢小屋 13:30 → 14:45 ウソッコ沢小屋 15:00 → 15:40ヤレヤレ峠 → 16:15 畑薙大吊り橋 → 16:52 駐車地(ゲート) → 17:05 畑薙第一ダム 17:45 → 19:40 川根温泉道の駅 21:00 → 25:30 H内宅 → 26:30 京都
ずっと急登で沢を詰めていく。トリカブトが多い。源頭のしみ出しているところはお花畑になっており、気持ちのいい草原の斜面だった。
登山道に飛び出たところで着替える。荷物も重くなり茶臼岳まで登りが辛い。
そして、五時間以上の急なくだり道。
林道に着くとダムに沿って歩く。
畑薙第一ダムの入り口に荷物を置き、車を取りに行く。空身で行くと25分程度で車まで行けた。
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【H内 所感】

ここ数年深南部の尾根歩きの山行に多く行っているが、沢では初めてであり、大いに期待して入渓した。

信濃俣河内は光岳あたりを源にしており、流程が長く、シラビソなどの原生林の中をゆったりと蛇行して流れているのが魅力で、3級の沢でそれほど難しくはないらしく、自分にはちょうど良いと思ったが知らない沢にはやはり多少の不安もあった。しかし第二ゴルジュ出口の巻き以外はさほど困難も無く、3日間、3人の少人数で他の人にも会わず静かで楽しい沢合宿となりました。

今回、事前に言わなかったが釣竿を持って来た。1日目の夕刻、メンバーには悪いが設営や焚き火の準備はまかせ、釣りをしてみたら大きい岩魚が釣れた。意外と簡単に。

2日目の休憩時も直に釣れ、自然の豊かさを知った。1日目の岩魚は今回のメンバーの優しさを受け、食べられずに命を繋ぎとめられ、幸運な魚となった。

沢には第一から第三までのゴルジュがあり、第三ゴルジュが核心とのことだが、今回は第二ゴルジュが核心だった。

H井さんは果敢に狭く暗いゴルジュの中を先頭に突っ込んだが、いつも落ち着いて行動しており、メンバーに安心感を与えていた。そんな中ゴルジュの只中の流れを渡るT村さんは流されそうになり、とっさにT村さんのザックを掴んだ。こちらはびっくりしたが当のT村さんは全くびびる様子がなく、やばい!と思う事態を何事も無かったように振る舞う彼女は「さすが!」と感心した。だてに沢をやっていないなと思った。

毎夜盛大な焚き火で夜空を仰ぎつつメンバーと山の四方山話が出来たのも沢ならではで、面白い山行が出来て良かった。また、H井さんが異常にキノコが好きなことが分かり、是非秋にキノコ狩りにでもメンバーを誘って行きましょう。特に毒キノコが好きそうですが・・・。

【H井の所感】
今回は、ほぼ一ヶ月ぶりの沢登りとなったが、その間ジョギングしておいて体重を2Kgほど落として望んだ。効果は大きく、前回の沢より身軽に行動できた。
初めての山域だったが、この時期の北アに比べると、人がそれほど多くなく楽しめた。
河原歩き、渡渉、ゴルジュ、滝、高巻き、源頭の草原のツメ、など沢登りの要素がバランスよく詰まっているコースだった。
沢沿いにたくさんの種類のキノコがあり、楽しかった。魚、虫、鳥もたくさん見ることができた。
反省点としては、楽しすぎて冷静さを若干欠いていた場面があったこと。
数日前の地震の影響か、まだ新鮮な崩落場が幾つかあり、うかつに近づくと石が崩れてくるので危ない。崩れ落ちてきた岩に少し指を挟んでしまい、ヒヤっとした。
あと、第二ゴルジュの出口で、ショルダーで越えられそうなところ(トポにもショルダーとあった)を、それまでのゴルジュがおもしろく、最初に目についた残置スリングもあり、ショルダーを検討せずにいきなり、岩登りを始めてしまった。結果的には問題なかったのかも知れないが、反省したい。
また、下山は足の親指の爪が痛くなり辛かった。爪切りがなかったので何とかナイフで足の親指の爪を調節したら少しマシになった。下山路はとにかく長いのでそのつもりで信頼できる靴を持っていくなりして、行った方がいいだろう。

キノコ特集

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