京都雪稜クラブについて
若さ溢れるオールラウンドな活動
京都雪稜クラブは設立から30年程の比較的新しい京都府山岳連盟所属の社会人山岳会です。20代の学生から70代までの年齢や性別をこえたメンバーで山を総合的に楽しんでいます。最近の現役会員の人数は40名弱で、他の会と比べると小規模ではありますが、30~40代が中心かつ女性会員が4割ほどと若い会員が多いイメージが強いのが特徴です。山行回数の年間平均は約400~500回、延べ参加人数の年間平均は約1000名、小規模な山岳会としては活発に活動していると言われています。
「京都北山のハイキングから厳冬期のアルプスまで」を謳い文句に、ハイキング、縦走、アルパインクライミング、フリークライミング、アイスクライミング、沢登り、山スキー、トレイルランニング、海外登山など色々なジャンルをバランスよく取り組んでいますので、山がお好きな方であれば誰でも楽しく参加していただけると思います。
通常の山行以外にも、アルパイン講習会や夏期・冬期合宿も充実して取り組んでいますし、写真や動画を活用した山行報告会だけでなく、酒席の懇親会もよく開催しており山の話でいつも楽しく盛り上がっています。京都静原の山小屋で懇親会を行う時もあり、鍋を囲みがら夜が更けるまで賑やかな笑い声を山間に響き渡らせたりもしています。この懇親会での山の道具や本などのオークションはいつも大好評です。
講習会・合宿で山のレベルアップが図れます
岩登りの初心者講習は、ボルダリングジム・クライミングジム(難波グラビティなど)や不動岩(外岩のゲレンデ)などでフリークライミングの体験や、京都大原の金毘羅山の岩場でザイルワーク等を学んで御在所岳や雪彦山でマルチピッチの経験を積んでいきます。
沢登りは、比良・大峰・台高の入門コースでの沢体験会から始めていきます。
夏期の合宿は、お盆の時期に縦走班、岩班、沢班に分かれて実施しています。北アルプス槍ヶ岳周辺や南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳辺りに行くことが多いです。入会1年目のメンバーは縦走班から参加してもらい、登山に必要な装備や生活技術などの基礎を確認するとともに、会員同士の親睦を深めていきます。
冬山講習会では、冬山装備と生活、滑落停止や雪崩(ビーコンやゾンデ棒の使い方も含め)について学び、アイゼントレーニングはシーズンが始まる前に金毘羅山などで行います。これらの講習会は、それぞれの分野で得意とするメンバーがいて講師役を務めています。もちろん無料です。
冬期の合宿は、お正月か成人の日の連休の時に実施しています。冬期合宿に向けて11月末か12月頭にプレ冬山行を実施して雪山に向けた足ならしを行っています。八方尾根での実施が多く、歩行技術や生活技術、滑落停止や雪崩埋没時の救助訓練など、基礎的な技術を確認していきます。
講習会は会員のみのものもありますが、岩場トレ・沢体験会・フリークライミング体験会・プレ冬などは見学者でも参加いただけます。合宿は会員になれば誰でも参加できます。それぞれの能力や、やりたいことを考慮してコースや形態を決めていきますので、初心者でも安心して参加できるようになっています。