スキー縦走@信越トレイル 鍋倉山~斑尾山

山行名:スキー縦走@信越トレイル 鍋倉山~斑尾山
日程:2025年1月11日(土)~1月13日(月)
メンバー: K川、Sモア
ルート:
11日:7:43スタート地点-10:23久々野峠-10:48鍋倉山10:54-14:06小沢峠-14:45仏ヶ峰14:56-15:46仏ヶ峰登山口-15:54C1
12日:6:34C1-8:52北古池湿原-9:37桂池-10:10熊ノ巣池-12:41ソブの池12:48-14:56富倉峠-15:15涌井-16:31C2
13日:6:26C2-7:41希望湖-8:28沼の原湿原-10:11斑尾高原ホテル

 

今年は久々に雪が多そうなのでスキーを履いて歩きたいということで前々から行ってみたいと思っていた信越トレイルの鍋倉山から斑尾山を目指して縦走することに。
計画してみると1日1日の行動時間が結構長そうでどうなることやら。

11日 久々のスキー縦走
金曜日の午前は雪で名神が通行止めになっていて心配したが、解除されて問題なくアプローチできる形になった。それでも関ヶ原はけっこうな雪だったようだ。
交代で睡眠をとりながら温井の除雪終点まで。すでに数台車が停まっており何人かは出発し始めていた。

いつも通り準備して出発。テックビンディングにしてから接着式だったシールを今山行から昨年、北海道にいったときに秀岳荘で作ってもらった紐締めシールに戻してみた。とくに滑りに特化した山行でもないので接着式である必要もなく、使い慣れた装備なのでしっくりくる。

昨年3月来たよりも雪は大分多い感じ。意気揚々と進んでいたら先行に追いついたので団子になってラッセルを回していく。
沢沿いのトラバースに入ってからは追いついてきた後続の皆さんにラッセルをお任せして稜線まで。
天気も悪いので黒倉山はカットして鍋倉山山頂へ。天気も良くないので滑走準備している皆さんを横目に仏が峰方面へ向かう。

雪がたっぷりで雪庇もそれなりに発達している稜線が続き、スキーで歩くには絶好の稜線が続く。
調子に乗って際を攻めすぎて何回か雪庇を落としてしまったのは反省。
段々天気も回復してきて本当に気持ちのいいスキーハイクが楽しめる。
一ケ所雪庇がかなり発達していて急な斜面のトラバースを強いられる箇所があった。
樹林も少なめなので、間隔をあけて通過。

途中開けた小ピークがあったのでのんびり小休止。
その先は樹林内という感じで標高を下げていき、仏ヶ峰に登り返す。
スキーとはいえ軽いラッセルが続いているので疲れてきた。
最後は戸狩温泉スキー上の最上部から滑り降りるのだが、営業範囲外で少し重い雪が積もっているのと荷物の重みで悶絶スキー。

登山口から一段おろした開けたところで行動終了。結構疲れた。

整地してテントを建ててのんびり。晩御飯はキムチ鍋。
空は開けているところだが、月が明るく星はあんまり。

12日 思ったよりも進まず
朝ごはんはいつもの棒ラーメンだが、なんか急激に飽きて食べるのがちょっとしんどい。

出発してすぐは結構沢と尾根が入り組んでいて微妙に地形が分かりにくい。
沢型は地図で見るよりも深いこともあり渡る前後がめんどところもあったが、地図とにらめっこしスムーズに行けそうなところを見極めながら進んでいく。
風穴分岐手前の登り返しはなかなか急で、慣れてない人はスキーのまま登るのはしんどいかもしれない。

そんなこんなで中古池。朝は曇りだったが青空が少しずつ広がってきた。一休みして池の上を歩いて桂池と合わせて越えていく。
黒岩山は昨日も今日もコースタイムよりかかっているということでカット。

ソブ池目指して進んでいく。尾根に乗ったくらいから夏道が分かりやすくなったのでその通りに進んでいくが、ソブ池の手前でちょっと外してロス。
それにしても今日のルートはいくつも池が出てくるがどうやって成り立ったものなのだろうか。

ソブ池を過ぎたあたりから雪が腐ってきて足が重く体力を消耗する。
謙信公が休憩したという大将陣で一休み。案内板から信越トレイルの道が古くから重要な道であったことを窺い知ることが出来た。

樹林内の道を下ろしていき、鉄塔広場を経由して涌井にたどり着く。
このペースと明日の天気的に毛無山もカットになるので、登山道ではなく車道で希望湖を目指すことにする。

道をえっちらおっちら登っていたが、途中で力尽きて道脇でテンパる。
久々のスキーだからか雪が重かったからか想像以上に疲れてしまった。

今日の晩御飯はペミハヤシ。ペミはやっぱり最高だ。
明日は天気が明け方まで持たず、京都への帰路も長いので、沼の原からスキー場に抜けて天気が良ければリフトを使って斑尾山に登頂することにして沈。

13日 大雪
曇ってはいるが雪は降っていない。
テントを片付けて、リスやらシカやらの足跡が続く車道を登っていくと空が焼けてきた。

1時間もしないうちに除雪終点。進んでいくと15分ほどで希望湖にたどり着く。
どこからか毛無山を登ったのかスキートレースがあるのでそれを使って湖を渡る。
そうこうしているうちに雪が強くなってきた。

希望湖を渡ったあとは沼の原入口経由でスキー場に向かうことに。
沼ノ原入口まではトレースもあり順調だったがそこからスキー場に向かうルートはノートレースで沢沿いを進む感じでめんどくさい。ラッセルも深くて降雪も極まれりという感じで極い。

そんなこんなでびしょびしょになりながら車道に出てスキー場へ。休憩所に入るがびしょびしょで寒い。
外を見ても吹雪で視界もないし心が折れてしまったので斑尾山には行かず行動終了。

震えながらバスを待って飯山駅に向かい、手配していたタクシーで温井まで。8000円なり。

車は心配したほど埋まっておらず、青空も広がってきて下山晴れ。斑尾山までたどり着けなかっが、久々にスキーでガッツリ歩けて大満足。
今年はスキーでいろいろなところを歩きたいものだ。

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