アイスクライミング合宿@戸台川 上ニゴリ沢

山行名 アイスクライミング合宿@戸台川、上ニゴリ沢
日時:202316()夜発~9()
メンバー:H岡、I村、宝GD
ルート:1日目】8:30仙流荘発-9:50戸台河原駐車場-11:00白岩の堰堤宿泊地着

    【2日目】6:00テント発上ニゴリ沢出合-8:00上ニゴリ沢F1-10:30 F2-

         12:30 F3-13:30 F4-14:40下降開始-19:00テント着
    【3日目】7:30テント発-10:30仙流荘着

 

昨年に引き続き、合宿は戸台川へ。当初の予定は黄蓮谷右俣であったが、積雪の話を聞いて転進した。

個人的には戸台川の、人の気配の少なさや、

空が開けて、甲斐駒ヶ岳へ向かっている気分になるアプローチが好きだ。しかも好天が多い

ただし今シーズンは通行止めがあって、黒川口から戸台大橋までの林道歩きが1時間加わる。

アイス装備を入れたザックの重量に、メンタルを鍛えられる。

戸台川

下ニゴリ沢までの、日当たりが良い場所にテントを張る。

初日は上ニゴリ沢F1への偵察を済ませて、夜はテントで鶏鍋を堪能する。

上ニゴリ沢出合 テントで鶏鍋

 

2日目に、アイス装備を持って上ニゴリ沢へ向かった。

ルート集には「出合から45分」とあるが、なかなか遠い。目の前に、白い縦のラインが現れる

上ニゴリ沢 上ニゴリ沢

 

F130から50メートルと書かれており、

50メートルのダブルロープで2ピッチとした。

2ピッチ目は上部が見えなくて、細い氷柱に辟易した。しかもややバーチカル

油断してフォローで登っていると、足が外れて宙ぶらりんになった

林道が終点で、人工物が見えるとホッとした。F1で既にフラフラになる

F2は林道からスタート。おそらく支点の木まで20メートル

登りの際にF2の高さが頭に入ってなくて、下りの懸垂の時に苦労をした。

F2 F2

倒木を避けながら沢伝いに上がって、軽くF3を通り越してF4に至る。

F4がナメ状と思って油断すると、途中は氷が薄くて腕力に頼った。

F4 懸垂

そこからどんどん登り、氷が途切れたため下降を開始した。

日が暮れるのは早く、F2を下る頃には奈落へと懸垂する。真っ暗だった

途中の沢で水を汲んで、テントに戻った。テントに置いていた大根が氷柱化していた。

「おでん」が「関東炊き」であった頃の話をしながら、凍った大根を切った。

関東炊き 名もなき滝

3日目は、前日にクライミングを堪能したということで、歌宿沢へ行かずとっとと下山した。

そういえば「ついでに小百合沢も登る」との目標も、誰も口にしなくなっていた。

終始天候に恵まれた、心に残る合宿であった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です