積雪期ピークハント@剱岳早月尾根

山行名:積雪期ピークハント@剱岳早月尾根
日時:2021年11月19日(金)夜発~21日(日)
メンバー: K川、H本、N桐、Sモア
ルート:
1日目:06:48馬場島荘-07:40松尾平-09:18標高1600m標識-2:11早月小屋泊C1
2日目:02:57早月小屋-04:36 2600m標識- 05:49 2800m標識-06:41カニのハサミ-06:45剱岳-8:44 2600m標識08:58-
10:25早月小屋-12:17標高1600m標識12:26-13:38松尾平-14:32馬場島


雪山初めは初冬の剱岳。(初めにしてはややハードでしたが。。。)
「試練と憧れ」の早月尾根ルートで登ってきました。

この夏に八ツ峰から剱岳に登ったことで、あとは早月尾根か北方稜線だなと思っていたタイミングで会で初冬の早月尾根のメンバー募集があったので即参加。
ここ最近はクライミングばっかしていたので北アルプスの三大急登のうちの1つであるこの早月尾根をこの時期に重い荷物を背負い歩き通せるか自信がなかったので歩荷トレやアイゼントレを実施し、時間を作ってはその辺をプラプラ歩いたりして体を慣らしてからこの日を迎えました。その他お酒も極力控えるなど色々と節制し、おかげで体重3kgも減ったYO!
ってなワケで前夜発で某SAにて仮眠し、早朝に馬場島に到着。
さて、登る準備をしますかってことで、共同装備や食料を分担しパッキング。
やはり冬のアルプスはアイゼン、ピッケル、ビーコンやプローブ、スコップと言った雪山三種の神器や厳冬期用シュラフ、簡単な登攀具、替え衣類が必要だし、今回はテント泊で美味し楽しい宴会をするべく沢山の具材やお酒でかなりの重さになりました。
果たしてホンマに登れんのかなぁ。。。と、一抹の不安を抱えて「試練と憧れ」がスタートです。
「試練と憧れ」の石碑をバックに皆で集合写真を撮り、気合いを入れて入山。
しょっぱなから登り一辺倒で松尾平でやや平坦になるもののその後も登りがずっと続きます。しかし急登で有名な早月尾根ですが、この日はペースもゆったり早月小屋までということもあってそんなにきつくもなく思ったよりあっさりテント場に到着。
いつもなら「さぁ、宴会だ!」とガッツリ飲むのですが今回は日和って350mLのビール2本と小瓶の日本酒のみ。なので貴重なビールをちびちびやってるとテントの外では絶景が!
夕食は大量に担ぎ上げた食材でキムチと生姜のミックス鍋。絶対余るやろと思っていたのに爆食いモンスター達は完食した。お腹もパンパンになり明日は1時起きなので早めの就寝。

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2日目。
この日の行程は早月小屋から標高差約800mを登り剱岳へ登頂。その後、早月小屋に戻りテントを撤収し、馬場島へ下山。
天気は良いので雪が緩むと登りにくくなるし、下り坂傾向なので予定より2時間前倒しとし3:00出発とした。
1:00起床。
昨夜は少々暑く何度か目が覚めたが、それでもぐっすり眠れたようで体に疲れも残っていない。
起きてすぐシュラフを仕舞う重労働がツラいが寝起きの準備運動だと思えば楽しい。
すぐさまお湯を沸かしホットドリンクを口にし、やっと心身共に目覚める。
その後、朝食の準備。朝から超絶美味しいうどんを何杯も貪るあいかわらずの爆食いモンスター達を横目に私はさらっと1杯だけいただく。八宝菜の餡を具材としたうどんのおかげで体も温まり目も覚め気合が入る。
出発準備の為にテントを出るがこの時期としては思ったほど寒くはないし、風も穏やかで天気も良さげ。
俄然やる気になる。入念に準備を済ませ、必要な装備と「憧れ」をアタックザックに詰め込みヘッデンをオンして、いざスタート。
足元以外は真っ暗なのでどんな所を登っているのかイマイチわからず慎重に歩みを進めた。岩の稜線で出る頃に徐々に明るくなり視界も開けてきた。高度感のあるトラバースやルンゼの直登などこなしいよいよ山頂に。
6:45剱岳登頂。
山頂からは朝陽に照らされた山々が荘厳に浮かび上がり圧倒的な景色を作り上げていた。それは本当に美しく改めて自然の尊さを感じました。(ここだけの話ですがちょこっとウルっときました)

今回は本当に天候に恵まれ素晴らしい山行でした。
企画していただき陣頭指揮を取っていただいたリーダーSさんとサブリーダーKさん、終始超不思議キャラでメンバーを和ませ、時にはイラつかせて(笑)いただいたNさんに大感謝です。本当にありがとうございました。

 

 

 

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