冬期アルパイン@中ア サギダル尾根~宝剣岳

冬期アルパイン@中ア サギダル尾根~宝剣岳
日 時:2018年3月24日(土)夜発~3月25日(日)
メンバー: Sモア K川 T橋ゆ A島 H岡
行程 09:00千畳敷駅-11:50サギダルの頭12:00-13:10宝剣岳-13:20乗越浄土-13:50千畳敷駅

日帰りで行けるアルパインルートということでサギダル尾根~宝剣岳に狙いを定め、5人で土曜夜に京都を出発。

いつもの恵那峡SAで一眠りして7時前くらいに菅の台バスセンターへ。
適当に準備して始発のバスに並ぶ。バス・ロープウェイ代は好日山荘メンバーズカード提示で10%OFF。(1枚につき4人)

バスに揺られロープウェイに乗り込み快晴の千畳敷カールへ。
いつきても気持ちのいい青空だ。
駅でハーネス、アイゼンを装着してサギダル尾根目指して出発。

中間部くらいで念のため弱層テスト。40cmくらいに肩の強さで切れる弱層あり。3日前くらいの降雪のものだろう。セーフな範囲ということで登はん再開。

後ろから追い付いてきたパーティーと団子になりながら登る。
上部岩稜の取りつきへはなんとか一番乗り。


早速ザイルを出してsamoaリードで登り始める。

基本的にはホールドスタンスはそこそこあるがところどころ乏しいところがあり、細かいスタンスに前爪をかけたりバイルを打ち込んだりする。

中間支点は基本的にブッシュ取れる。1ヶ所だけワイヤー。
終了点は稜線に出る直前の灌木。
後続はアッセンダーで登り最後の1人だけ末端確保。

思ったよりかは手強かったが問題なくサギダルの頭に立つことができた。
いつもいつもここから見る空木岳への稜線はカッコいい。今までで一番白い。
左手の三ノ沢岳も迫力があり尾根伝いに歩いてみたいものだ。

稜線はそこそこ風があったので、しのげるところで一息いれて歩を進める。
続くは宝剣岳。年末時期の雪の少ない時はいったことがあるが今回は果たして。

最初は少しアップダウンのある雪稜。一歩一歩慎重に時折後ろ向きにしたりしながら突破していく。

登り下りともにちょっとしたギャップとなっている箇所は左手から巻き降りて、登り返しは鎖頼りで登れる。
以降思ったよりも鎖などの人工物が出ている箇所が多く楽することができた。

途中、記録でもよく見る岩の穴や、突き出した岩で写真撮ったりしながら楽しく登りをこなしていき、宝剣の先っぽへ。

雪が多くて初冬時期よりも上に乗るのは簡単だ。
みんなで記念撮影。ちょっと前より白くなった南アルプスや八ヶ岳、その向こうの富士山、御嶽や乗鞍が一望。

乗越浄土までは尾根伝いに下ろしてくだけで、初冬のように鎖場のトラバースはなくて簡単。
という訳で宝剣縦走終了。歩いていて気持ちのいいルートだった。

乗越浄土で大休止。八丁坂では雪訓をしている人たちもいた。
宝剣を横目に八丁坂を下ろす。途中から尻セードをするも、下部は雪が重たくて思ったようには滑れなかった。

灌木が埋まって本当に真っ白になったカールの底を歩いていて千畳敷駅まで。
最高の天気の中、充実感のあるルートを歩けていい山行だった。

臨時のロープウェイに乗り込んで菅の台バスセンターまで。

こまくさの湯で汗を流した後は、駒ヶ根ICから少しいったところにあるスーパーでジンギスカンをお土産に購入、?
伊那谷ではラム肉を食べる文化がある。満州かるの引き上げてきた人が多かったからとyoneyamaさんから聞いたことがある。

恵那峡SAでご飯を食べたりしながら帰路についた。

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