山滑走@伊吹山(今年は雪たっぷり)
山行名:山滑走@伊吹山(今年は雪たっぷり)
日時:2017年1月26日(木)
メンバー T柳 N部(見)
709:01伊吹山上野登山口~09:35伊吹山一合目~11:19伊吹山五合目~11:48伊吹山六合目避難小屋~13:04山頂周回道分岐・合流点~13:15日本武尊像(伊吹山)14:06~14:40伊吹山六合目避難小屋~15:42伊吹山一合目(伊吹高原荘)15:51~16:08伊吹山上野登山口
うだつの上がらな月曜日になんとなしに週間天気図を眺めていると、木曜日に高気圧がばっちり張り出してくるではないか。
この機を逃す手はないと天気図画像を送りつけ伊吹山へ行かないかとお誘して参加が決まった2人で平日伊吹山へ行くことに。
朝方、車にスキーを詰めこんで名神を快走し、米原ICから上野登山口まで。1時間半程度着くから近くていい感じ。
昨年は見る影もないくらい雪がなかったが、今年はばっちり。
前回来たときもそうだったが、駐車場のおばちゃんはアメちゃんやらミカンやらをくれるお話好きでいい感じだ。
そんなこんなで、登山開始。登山口から雪はあるもののスキー履ける感じではなく少しだるい。
前回来たときよりも1合目まで長く感じた。こんなもんだったけ。
1合目に出ると雪が降り積もったスキー場跡地が迎えてくれる。ここからスキーを履いていく。
すると上から滑り下りてくる若いスキーヤーが。聞いてみると8時位には山頂に到達したそうな。登りも下りも達者な人だ。
こちらはのんびり登っていく。下界方面は晴れているが3~4合目以上はまだガスの中。
久々に距離感がわからなくなるくらい白いときもあった。
そんなこんなで五合目を過ぎたあたりからガスの中に太陽がうっすら見えたかと思うとだんだんガスが薄くなり、六合目の避難小屋まで見えるようになってくる。
六合目避難小屋で練習も兼ねてアイゼンに履き替えてピーク直下の急斜面を登る。
ただ雪はグサグサなので手元はストック。
登るにつれてガスはどんどん飛び、青空と共に白い伊吹が姿を現す。
久々の回復。冬山で最高の瞬間の一つだ。平日とあって前のように蟻のように山頂台地を目指すという感じじゃないのも素晴らしい。
何人かボードやスキーの人たちもいるみたいだ。
振り返れば美しい琵琶湖と雪が降り積もった米原の街並みが見える。
本州の雪山にきて、下界がここまで白いのも久しぶりかもしれない。
北海道みたいだと軽くノスタルジー。
八合目あたりの1番急なあたりからピッケルに持ち換えて、欺瞞的に歩行練習をして上を目指す。
気合いで一登りして山頂台地へ。ガスは飛んだりかかったり。
風も少し強めで少し寒い。
とりあえず、山頂の大和尊を参拝してピーク写真。白山のほうはガスで見えなくて残念。
風から逃げるように山頂の避難場所もといお堂に入る。
中には伊吹山の由来などがある。レプリカが本物か分からないが円空仏があり少しびっくり。
テルモスのお湯でカップラーメンを戻してお腹を満たし、外へ出るとガスもなくなり琵琶湖や霊仙、藤原がよく見える。
霊仙の山頂大地は今年は真っ白なのだろう。
山頂台地の登り口をスルーして少し先の斜面へ。
いよいよお待ちかねスキー&スノボータイム。
最高の天気、最高の景色の中斜面へ。
最初はなかなか急だが中腹くらいから適度な斜度になる。
しかし、気温が上がったせいか雪は重めで、細く短いスキーではなかなか引っ掛かり転けないように滑るので一苦労だ。
ボードは気持ちよく滑り降りてくる。
あっという間に高度を下ろしていく。振り向く度に山頂が遠くなり、自分のシュプールが伸びていくのは最高の気分だ。
しかし、登りで足の疲労と重たい雪で結構疲れる滑降。時折休憩を交えながら下っていく。
最後のスキー場部分まで滑走を楽しむ。
スキー場下部にたどり着くと1合目の施設で柴犬が迎えてくれる。
今日は人がいないみたいだけど、誰が面倒をみているのだろう。
なかなか人懐っこくかわいい柴だった。
そのあとは雪の融け始めた登山道をなんとか靴を汚さないようにおりる。
登山口では今度はシベリアンハスキーに遭遇。 一歳だとは思えない巨体と馬力。あまがみ大好きだが、ちょっとあまがみと言えるの?って感じだった。
そんな犬との交流もあり無事下山。
帰りに温泉に寄ろうとするもなんと休み。
でも斜陽に染まりつつある伊吹を眺めて、暮れなずむ比良を見ながら名神を走り、充実の平日山行は幕を閉じた。