ハイキング@奥美濃・大ダワ、土蔵岳

 日曜日の予定が急遽空き、天気が良さそうなので、奥美濃の大ダワに出掛けることとした。
地形図を見ると山頂は等高線が緩慢で、積雪期なら展望が良いだろうと期待して出発。

【行程】 行動時間 6時間5 天気 晴れ
川上集落 夜叉龍神社7:00?788m標高点8:35?9:50大ダワ10:10?10:45土蔵岳11:00?
?10:55大ダワ北東端11:45?13:05夜叉龍神社?

黒壁山と三周ヶ岳

早朝野洲市の自宅を3:45に出発。湖岸道路経由で八草トンネルを抜け、川上集落手前から左折し直ぐの夜叉龍神社の前に6時前に着く。
今年は雪が多く、道路わきは除雪した雪の壁となっている。
神社前は数台止められるよう除雪されていた。
少し仮眠後出発。神社の前を真っ直ぐ尾根に向かいそのまま急斜面を斜上する。
2月にしては雪がよく締まっており、全く潜らず快適。
振り返ると、山々に朝日があたって美しい。
快調に登るが、風が無く暑いくらいだ。
標高720mで北に向きを変え、忠実に尾根を辿る。
神社から2時間半で大ダワへの最後の急登りで山頂台地の東端に飛び出した。

大ダワからの金糞岳

そうとう広々しており、大きな展望が広がる。
伊吹山、金糞岳、烏帽子山、トガス、蕎麦粒山、黒津山、花房三山など、見飽きない。
時間があるので、隣の土蔵岳まで足を伸ばす。
緩やかで広いブナの尾根を西に進むが、雪は潜らずワカン無しでも快適。
まさしく稜線漫歩だ。
尾根の南はよく展望が利くが、北側はブナ林が邪魔をして意外に見えない。
南側に雪庇があるので南に寄り過ぎないように注意して歩く。
大ダワから35分で土蔵岳に到着。
金糞岳を正面にゆっくり休憩。帰りは尾根の北側の展望が見える場所を探しながら進む。やっとブナの切れ目から見えた。

大ダワ北東より蕎麦粒山

三周ヶ岳や黒壁山が静かに白く輝いている。
特に黒壁山の三角形が格好く惚れ惚れする。
大ダワをあっさり通過し、台地の北東に伸びる尾根に足を運ぶ。
北東端の小高いコブの上からは烏帽子山やトガスが間近に望まれる。
遥か能郷白山やイソクラの真っ白な山並みがその背後に見えている。
私にとっては珍しく、ラジオの音楽を聞く。
小1時間も展望をほしいままにゆったりした時間を過ごした。
紅茶を沸かし、シートを敷いて寝転びながらまたいつか行くであろう、今、目の前に見えている山々に思いを馳せた。
帰りは台地の縁を廻って朝登ってきた踏み跡に戻り、そのまま尾根を下りる。
標高を下げるにつれて、雪が腐り出す。

黒壁山と烏帽子山

時々大きくはまり込むようになる。
ワカンを着けるが、やはりはまる。
それでも山頂の縁から1時間20分で神社に降り付いた。
無事降りられたことに感謝し神社で手を合わせ、今回の山行を終えた。

天気が良く、2月としては雪質もよく、絶好の条件で登ることができ、手軽で、充実した山登りとなった。

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