ハイキング@志摩 局ヶ頂と海岸歩き

峠上部より塩釜浜遠望

 三重県南部の海岸線はリアス式海岸となっており、複雑に海岸線が入り組んでいる。このため、海岸沿いに車道が無いところに自然の浜辺がひっそりある箇所が点在している。
 そのうちのひとつに行ってみることにする。地形図から考察して阿曽浦漁港から局ヶ頂を経て相賀浦に出て、帰りは海岸線沿いに戻る計画だ。

【行程】行動時間 8時間00分  天気 快晴

阿曽浦漁港9:15→塩釜浜分岐(標高120m地点)10:20→峠の十字路10:50→11:20局ヶ頂11:40→12:35相賀浦、米子浜分岐12:45→13:25米子浜13:50→14:15網代浜14:25→赤石鼻上部14:45→塩浜浜、局ヶ頂分岐(標高230m地点)15:10→15:45塩釜浜16:05→塩釜浜分岐16:25→17:15阿曽浦漁港

塩竈浜全景

 阿曽浦漁港の奥に入るには両側から民家が迫り極度に狭くなった道に車での進入を諦め港の橋の上に駐車して出発。

右に入り江を眺めながら歩くとトンネル工事をしている。

大方竃からは東に川沿いに進む。

八ヶ竃八幡神社の前を過ぎやがて山道になるがしっかりした道だ。

右の山腹をじわりと高度を上げて標高120mで峠だ。

峠より相賀浦を望む

左に折れ、207m峰の手前から右に進み道行竃から登ってくる道が塩竃浜へとクロスする峠を過ぎて局ヶ頂へのハイキングコースへ。

252m峰から東に進路を変えて局ヶ頂の頂上に着く。

海側の展望が広がる。

山頂からは道は広く、林道のように切り開かれており、山道としては興ざめだ。

172m峰の先まで続いているようだ。

米子浜

172m峰の400m先、相賀浦とニワ浜が見渡せるところで南西に海に下りる道へと入る。

少し降り過ぎたか、磯に出てしまい、右にトラバースして最初の浜に下り着いた。

米子浜のひとつ東の小さな浜だ。

小さな沢が流れ込んでいる。

浜の西端から60m高度を上げて再び下り米子浜へ。

網代浜

背後が広くここも気持ちのよい浜だ。

風景を楽しみ、浜の西端から再び隣の浜に向け登りだ。また60m登って60m下る。

小さな網代浜では沢が流れ込んでいる。

浜の前に小さな溜まりが出来ている。

溜まりの水と海の間に細く浜があり、遠くに志摩半島の低い陸地が見え、絵になる風景だ。

赤石鼻

しかし浜の奥には流木やゴミが溜まっており綺麗ではないのが残念だ。

網代浜からは少し海から内側に入った凹地を詰めて尾根の上に出る。

赤石鼻の南西にあたる。

南に太平洋が大きく望め、綺麗だ。

ここからは登り一方で海は遥か下のほうになる。

眼下の磯の松の緑が海の青に溶け込んで美しい。

塩竈浜

標高230mまで登り、局ヶ頂へと続く尾根と分かれて南西に下る。

シダが多く、クモの巣を浴びて下りていくと前に大きな浜、塩竃浜が広がる。

長い浜には誰も居ない。

いやここまで誰にも出会わない。静かな浜。

天気は良いが風があり寒い。

しばらくみんなで浜に寝転んで風景を楽しむ。

塩竈浜の夕日

目の前の大海原と打ち寄せる波の音が心地良い。

気づくと西の山端に太陽が沈もうとしている。

残念だが長居はできない。

長い浜を波打ち際に進む。

浜の西端からはちょっとした岩を登る。

岩の上からは道が続いており20分ほど登ると朝通った峠に出た。

夕暮れの阿曽浦

冬の日のつるべ落としに追われるように峠道を下り、明かりの灯った阿曽浦の漁港を眺めながら元に戻った。

小さな浜を巡る日帰りによいコースだった。今度は暖かい季節に来て、のんびりできたら楽しいだろう。

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